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第10話 拠点作成②〜リメの能力確認〜

こちらは本日2話目です。

前話は12時の更新となります。

未読の方は是非ご覧になってください。

「――そう言えば、リメについて調べること忘れていたな…」



今、俺は拠点となる小高い丘を中心に、周辺の植物を《素材分解》で撤去しながら居住スペースの確保に精を出していた。

安全面などを考慮して、四方50mほどの大きさとした。


精を出すとは言ったものの、さほど厳しいものではない。

邪魔になる木々は1本1本太く長いため、撤去する本数としてもせいぜいが30本程度であった。

どうせあとで拠点の材料を集めなきゃいけなかったし、ちょうど良い。

さらに《素材分解》とリメのストックという、チート能力によってものの30分ほどで終わりの目処がたった。


ちなみに木以外の植物に関しては、《情報分解》で有能そうなものを()()()ピックアップしたあとで他は全て処理した。

実は何度か《素材分解》をしていたら、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだ。


そして、リメに魔法で地均しをしてもらっている。やはり魔法は便利そうだな、可能なら覚えたいところだ。


それにしてもどうすれば魔法を使えるようになるんだろう。

最も可能性が高いのはスキルか固有スキルの取得だろう。

それとも、スキル関係なくおぼえることができるのか?

何故リメは魔法を使えるんだろうと考え始めた。



それが先の言葉に繋がってくる。

スキルとかで使えるならそのスキルが必要になることが知れるし、もしスキルの類がなければ自分も魔法が使えるようになる可能性が高くなる。


「ということでリメの能力を調べてみてもいいか?」


おい、なに赤くなってんだ?

まさかリメ、女の子なのか?


他意はないと釈明しながら《情報分解》をリメに対して使用した。

そう言えば自分以外の生命体相手に使うの初めてだな…



名前:リメ

種族:神霊(ゴッドハートスライム)

立場:[味方]創造神の分霊兼ペット

能力:《生み出すモノ》

   《ストッカー》

   《コア魔術大全・上級》



ふむ、しばらく人と接触するつもりはないがその時は《鑑定》されないようにしないとな。

もはやツッコミどころしかない。

宗教とかあったら聖遺物認定されて面倒なことになる。

とりあえず能力の詳細を見てみるか。



《生み出すモノ》

  創造神の権能より貸与された固有スキル。

  複雑な装飾等は不可能だが、それ以外のものを

  材料さえあれば過程を無視して造形物という結

  果を生み出す。


《ストッカー》

  固有スキル。

  体内に形成した亜空間に物資を貯蔵することが

  でき、その空間内では時間が止まっており、取

  り込んだ時と同じ状態を維持する。

  また、身体の大きさを自由に変化されることが

  可能で、その身体の大きさに応じて貯蔵量も上

  下する。

  空間魔法で作成できる収納空間とは一線を画し

  ており、魔法が行使できない場でも使用するこ

  とができる。


《コア魔術大全・上級》

  基本的な無属性魔法と、火・水・風・土の上級

  魔法以下の魔法を全て使用することができる。



あったよ、魔法使うためのスキルが…

しかも馬鹿みたいに有能そうなスキルだった。

くっ、これで魔法を使えるようになるために、スキルを手に入れなくてはならなくなった。

今はリメがいるからいいが、ある程度拠点作りの目処がたったら行動を起こしたい。


それにしても、固有スキル2つ持ちか。

《生み出すモノ》はアイネが貸してるって言ってたから、いずれなくなるのだろう。

しかし、《ストッカー》だけでも十分にありがたい存在だ。

どちらもサバイバルには持ってこいの構成だから、しばらく頼らせていただこう。



自分を見た時には出てなかった項目がいくつかある。

種族と立場という項目だ。

対外的に使用すると出る項目なのだろうか?

まあ、種族は人なんだし、立場も俺基準で記載されているから出なくて当然っちゃあ当然か。


味方ってリメははなってるけど、何をもって判断されているのだろうか?

味方とあるなら逆に敵という立場も存在するはずだ。

この項目について調べてみるか。



「立場」の項目について

  自身に向けられる意識や感情を《分解結界》と 

  《情報分解》を使用して判別・分類している。

  あくまでも絶対的なものではなく相対的である

  ため、判断要素の1つとして認識しておくこと

  を推奨する。


   味方:意識を向けているが、害意がない。

    敵:意識を向けられており、なおかつ害意

      を持っている。

  無関心:意識を向けていない。



なるほど、確かに判断基準の1つとして用いるのが最適だな。

どこまでのレベルまで判別できるかわからないし、害意を極限まで隠した暗殺者みたいなものとかに寝首をかかれそう。


あと、初対面の人は大体敵認定されるだろうな。

1番大事な場面で役に立たなそうだ。

幸いにも身分的地位らしきものも併記されてたから、これを基準に判断できそうだ。



よし、いい加減作業に復帰しよう。

早くしないと夜になってしまう。

街灯などもちろんなく、暗い中作業するのは好ましくない。


そして俺は急いで拠点作りを再開した。

良かったら評価の方よろしくお願い致します。

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