79
「ちょっとレイ!大丈夫なの!」
「大丈夫って、明日のことか?」
「そうよ、それ以外無いじゃない!あんなにたくさんの冒険者を相手するなんて、レイでも無理よ!」
「別に俺一人で戦うなんて言ってないぞ。」
「え?」
「ま、危なくなったら助けてくれ。じゃっ、俺は明日に備えて早く寝る。お休み。」
「ちょっと!レイ!」
次の朝。
『なんかいつもと違って体調がいいな。ステータス見るか。『干渉魔法』』
名前 「レイ」
種族 「半悪魔」
保有スキル
剣術
短剣術 Lv8
双剣術Lv8
逆手術 Lv8
投擲 Lv8
再生 Lv 6
身体操作
身体強化
生活魔法
収納魔法
無属性魔法
火属性魔法 Lv9
水属性魔法
風属性魔法
光属性魔法 Lv5
闇属性魔法 Lv7
氷属性魔法 Lv4
雷属性魔法 Lv2
霧魔法 Lv7
幻影魔法 Lv8
並列思考 Lv9
思考加速Lv3
超感覚Lv7
痛覚耐性 Lv 7
気絶耐性 Lv7
睡眠耐性 Lv6
特殊スキル
疑似神眼
魔の支配
虚飾ノ影
種族スキル
魂魄魔法
悪魔覚醒
異界の精神構造
強靭な肉体
『『思考加速』と『魔の支配』と『悪魔覚醒』が、新しいスキルだな。『干渉魔法』』
思考加速
思考する時間が加速し、短時間で様々な事を考えることができるようになる。
魔の支配
統合 魔力消費量減少 魔力感知 魔力操作 保有魔力量増大 自然魔力回復 魔素掌握
魔素、魔力を効率よく吸収、操作するこができるようになる。
悪魔覚醒
通常世界で精神体で活動できるようになる。また、自分の魔力で物理干渉出来るようになり、悪魔によっては特殊能力を持つことがある。
『成る程。思考加速は大体わかるし、魔の支配も何となく分かる。悪魔覚醒の特殊能力てのはどうやるんだ?まあ、分からないのはそのままでいいか。精神体の方はイメージがついたから試してみるか。』
俺は幽体離脱のイメージした。すると
『お、出来たようだな。』
と、その時俺自身の体が倒れたそうになった。
『おっと。っ!』
それを支えようとすると、なんと今の俺が透けた。
『危ない!『身体操作』!』
グッ、
『‥‥‥大丈夫そうだな。成る程、精神体でも身体操作を使えば本体を動かせると。魔法は‥‥‥よし、出来るな。精神体からは‥‥‥うん。発動できる。ちょっとこのままセレナ達の部屋に行くか。』
俺が壁を透けて、セレナ達の部屋へ行くと
『おっと、着替え―――』
シュ、
『のわ!』
「わっ!急にどうしたのシエラ?!」
「‥‥‥あ、えっと、なんだか嫌らしい目線を感じたのでつい。」
「え?!誰かに見られてる!?」
「窓を締めてるからそんなことはないと思うんだけど‥‥‥」
どうやらセレナ達の会話は聞こえるが、俺の声は聞こえて無いらしい。
『‥‥‥どうやって俺の存在に気づいたんだシエラ‥‥‥まあいい、ちょっとこのまま散歩するか。』
自分の部屋に戻り
『あれ、これどうやって体に戻るんだ?さっき体透けたよな。‥‥‥体と重なって内側に行くようにイメージすればいいのか?』
実際にやってみると体が溶けて馴染むような感覚があり
「‥‥‥よし、出来たみたいだな。」
ちょっと焦った。