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さて今回は寝る前に思い付いたことを試してみようと思う。まず始めに、俺の思っている属性魔法について。俺の中での属性は、火、水、土(大地はこの位置)、風、の4つだと思っている。なので、まずはこの4つが出せないか、ためいてみることにした。
『えっと、まずは火魔法から。‥‥‥火属性魔法か?まあいいや。まずは出した魔力が火のように燃えるイメージで。』
結果、できた。
『よし!このままどんどんやるぞ!』
『全部の結果として、俺は、火、水、風、の魔法が使えると。イメージや魔力の操作次第では、青い炎や、かまいたちのようにもできる、か。‥‥‥あー、だりー。まだ魔力があるけど、さすがに使いすぎたかな。魔法が発動してる間、魔力を送り続けないといけないってことは、魔力を霧散させながら送ってるって事だから、その分消費が激しいのは当たり前か。』
俺がそう思い呆けていると、扉が開きシスターが入ってきた。
「は~い、レイちゃ‥!どうしたのレイちゃん。」
シスターが驚いた顔をして近づいてきた。
「よしよし~、大丈夫だからねレイちゃん。お母さん!ちょっと来て!」
『お母さん?』
シスターがそう呼ぶと、少ししてからテレサ様が来た。
「こぉら。シスターセリナ。そんな大声だして。隣でセレナちゃんが寝てるで‥‥‥」
「そんなことはいいから!いやよくないけど!とにかくレイちゃんが!」
「?‥‥なるほど。熱は‥‥ないみたいね。どこか気持ち悪いのかしら?魔法を使ってあげたいけど、子供にはあまりよくないって言われてるし。ここはしばらく様子を見ましょ。だから落ち着いて。セリナ」
「は、はいぃ、」
「それと、セリナ。仕事をしてるときは、お母さんって呼ばない約束よ。わかってるわよね。」
「わ、わかってるわよ!」
テレサ様はすぐに状況を理解し、俺に熱がないか、この後どうするかを即座に決め、ちゃん最後にシスターに釘を指すのを忘れず、そう判断した。
『て言うか、あんたら親子だったのかよ!』
俺としては1番驚いた。