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異世界転生した。  作者: R0R0
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「まだ大量発生が終わってないのか。」

「さあ、向かってくる魔物はあらかた倒したから、戻った頃には終わってそうだな。今回はいろいろあったが、レイが前線で頑張ってくれたお陰で、死人が出ることなく終わりそうだな。」

「それは良かった。‥‥‥あれ?あいつは?」

「あいつ?誰だそりゃ。」

「あいつって言うのはこれをやった張本人のこと?」

「そうそう、そいつのことだ。魔物相手に忙しかったからどうなったんだ?」

「う~ん。お前を探してるときには森の中で人なんて見なかったな。」

「見なかったなってことは喰われたか逃げたってことか?」

「そんなこと俺には分からん。」



 俺が街に戻った時には大量発生はおさまっていた。



「あーーーー、やっと終わったーーーーー。」

「お疲れ、スティーブさん。」

「おう、レイ達もお疲れ。」

「酒だ酒だ!」

「あなたこの街に来てからずっと酒飲んでたでしょ。ちょっとは自重しなさい!」

「はは、向こうは向こうで楽しそうだな。」



 相変わらずセレナは俺のそばにいた。




 街の店で朝食けん昼食を食べていると、他の冒険者から『『昼飯後、大量発生で戦った冒険者はギルドの練習場に集まる。』と言うのを他の冒険者に知らせろ』と来た。


 俺も知らない冒険者からこの事が来たので、知らない他の冒険者へ伝達させていき、昼食後、ギルドの練習場にて。



「始めにも紹介させてもらったように、俺はパーティー「新風の翼」のリーダー、ウィードだ。今回は集まってもらったのは大量発生時に起こった不可解なことについて話し合おうと思って集まってもらった。」



 そると周りの冒険者がうなずいていたり、そうだそうだ、と言って賛同した。



「ありがとう。では話を始めよう。まず一番の不可解な点は大量発生の時間だ。知っている人ならば今回の大量発生は昼あとに来ると思われていたが、実際は早朝に来たことだ。これは誰かが抜け駆けしようと森に入ってしまったためだろう。

 二つ目、スピサの近くでは霧が出来ないのに何故か霧が発生し、霧から出てきた魔物の数が少なかったことだ。

 この二つについて何か知っていることがあれば教えて欲しい。誰かいないか!」



 しーん、と静まる練習場。


 さっきまで、そうだそうだ、と騒いでいた冒険者も今は静かにしている。


 どうやら誰かが何か言うまでこのままなのだろうか。


 俺は仕方なく手を上げた。



「そこの君、何かあるのか?」

「ああ、どっちともある。」

「では教えてくれ。」

「分かった。まず―――」



登場キャラ ウィード

Aランク冒険者で「新風の翼」のリーダー

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