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異世界転生した。  作者: R0R0
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 セレナ達に説明し、次の日の朝。



「レイ、起きろー!!」

「ん‥‥‥まだ暗いじゃないか‥‥‥もう少しだけ‥‥‥」

「朝早くって言ったのはレイでしょ!ほら、起きた起きた!」

「はあぁぁ~‥‥‥」



 セレナに起こされた。


 安心して眠ると平気で半日眠れる俺にとって朝は天敵だ。


 俺は眠気を身体操作で消して、カイザー達の待つ南門に向かった。


 王都は城壁で囲まれており、魔物がきても軍がきても壁で時間稼ぎできるようになっている。


 南門は俺達が王都に来たときや、森に行くときによく使っている門だ。



 早速南門に行くとカイザー達がもうすでにいた。



「よお、遅かったな。」

「(ほら、レイが寝坊何かするから。カイザーさん達もういるじゃない。)」

「(悪かったよ。)」

「ほら、こそこそ話してないでとっとと行くぞ。」

「じゃあ私は先に行ってるわ。」



 と、リーンさんが杖に腰を下ろしたら杖が浮かんだ。



「おおー。」

「「え!?」」

「どうかしたの?」

「い、いや‥‥杖に乗れるなんて思わなくて‥‥‥」

「この杖はダンジョン産の特別な杖でね、魔力を込めれば浮くことができるの。ヘンテコな杖だけど使いようによっては意外と便利になるし、杖としてもなかなか強いのよ。」

『俺もやってみるか。』



 俺は自分の下に風属性魔法で気流を作って浮かび上がろうとした。



 ボワァ!



「のわ!」

「「「キャ!」」」

「うお!」



 魔力を込めすぎたのか五メートルほど浮かび上がり、



「とと‥‥ほ‥‥やっ‥‥なかなか‥‥‥難しい‥‥‥な‥‥‥」

「ちょっとレイ!急に何するのよ!‥‥‥っ!」

「悪い悪い、ちょっと試したくってな。」

「おおー、浮いてわね。」

「すごい‥‥‥『フライ』の魔法をこんなあっさりと‥‥‥」

「すげーな、こりゃ。」



 何とかバランスを保つことに成功した。



「レイくんは本当に魔法の才能があるのね。」

「ねえレイ!どうやってやったの、私にも教えて!」

「私も教えて欲しいわ。」



 スピサの街に行く前にセレナ達に飛びかたを教えることにした。



「おいおい、本来の目的を忘れてねーか?」



 全くもってその通りです、カイザーさん。



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