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異世界転生した。  作者: R0R0
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5

 俺に魔力があることを知ってからさらに2ヶ月たった。

 その間に、異世界(こっち)の言葉がだいぶ聞こえるようになったり。首が座っだので、寝返りを打てるようになったり。小さい子供達(4~5才ぐらい、)に撫でられたり、つねられたり、叩かれて泣いたりした。

 その中で一番驚いたのが、いつの間にか俺のいる部屋が変わっていて、仰向けになって右側に別のベビーベッド(俺と似たようなやつだから)があり、そこには、異世界で定番のエルフの赤ちゃんが居たことだ。

 まあ、出会ったときはやらかしたが、





「‥‥‥」



 俺は起きていつもと魔力の特訓をしようとしたが、部屋が変わってるのに気がついた。



『部屋が違うか?何で?』



 分からなかったがとにかく辺りを見回した。すると、右側にベットが置いてあり、その上に人がいるのがわかった。なので、手を伸ばしてみるが、案の定届くはずもなく声を出してみた。



「あうーー。あうーー。」



 すると、扉が開きシスターが入ってきた。



「あら、どうしたのレイちゃん?」

「あうーあうー」



 俺は別のベッドに向かって両手をバタバタさせた。



「そう。そう。あっちの子が気になるのね。」

「あう。」



 どうやら気持ちが伝わったらしく、シスターは俺を抱き上げ俺とは別のベッドの方に歩いた。

 ベッドの上にいたのは、寝ているがどこか神秘的な感じがする異世界で定番の金髪エルフ、の赤ちゃんだった。

 もちろん俺は驚き、



「おーー」

「ふふ。『セレナ』ちゃんを見て喜んでるのかしら?」

「うーー」『へ~、この子の名前ってセレナって言うのか。』

「ほぉ~ら、レイちゃん。『セレナ』ちゃんでちゅよ~」



 するとシスターは俺をセレナの方に近づけた。もう少しでセレナの耳に届きそうだったので手を伸ばしてみる。



「ん?レイちゃんはセレナちゃんのお耳に興味あるの?」



 ここはあえて無視して手を伸ばす。



「もう。そんなに焦らなくていいのに。ほぉら、レイちゃん。」



 シスターはさらに俺をセレナに近づけた。そして俺は伸ばした手でセレナの耳をさわろうとした。が、



 ペチン



 体が思い通りに動かず、耳を叩いてしまった。



「あっ!」

「‥‥ぅんんん、びええぇぇぇぇ」



 泣いてしまった。

 そして俺ももらい泣きした。‥‥‥うん、まあ精神が引っ張られているからショウガナイ。



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