表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生した。  作者: R0R0
50/168

47

 今、俺はシエラに襲われようとしている。


 自分のベッドで寝ている途中、目が覚めたら俺の上にシエラがいたのだ。


 俺としては‥‥‥見たときは驚いたがそうなるだろうとは思っていた。


 実はガビルの誕生日の次の日から妙に目線を感じ、目が合うと避けられていたので、『もしかして発情期か?』などとバカなことを考えてほかっていた。


 そして次の日の夜‥‥‥今夜襲われていると言うわけだ。



「レイ~。なんかね、なんかね、私‥変なの。なんだか体が熱くて‥‥それでね、それでね‥‥‥」

「まあ、落ち着けって。」



 俺はそっとシエラに口づけをし、そのあとみねうちをした。



「ごめんな、シエラ。俺の初めてはもう決まってるんだ。」



 誰に言うことなくそう呟いて俺はまた寝た。






 次の日の朝


 俺を起こしにきたセレナは、俺の横でスヤスヤと眠っているシエラを見たが「なんでシエラがこんなところで寝ているのよ。」と愚痴を言っただけで、俺達にとっとと起きろと急かしてきた。



「‥‥‥なんでセレナは怒らないんだ?」



 俺は思ったことを口に出してしまった。



「なんでって、それはシエラとそういう約束したからよ。」

「約束って、なんの?」

「そ、それは秘密よ、秘密。」



 実は俺はその秘密を知っている。


 秘密と言うのは前にセレナとシエラが喧嘩をしたあと、俺が



「二人のことは大好きだ。どちらかと言えばシエラかな。セレナはシエラに悪戯してたし。俺は俺が大好きな人どうしで喧嘩なんかしてほしくないんだ。もし、俺が別の人を好きになってもその人とも仲良くしてほしいんだ。もちろん二人とも好きなままだぞ。」



 と言った覚えがある。


 今思い出しても何を言いたいのかよくわからんが、要約すると、



 俺は二人のことが好き

 好きな人どうしで喧嘩してほしくない

 将来俺に好きな人ができても容認してほしい

 一生二人のことを愛している



 と言うことだ。


 それを聞いた二人の反応は


 セレナは「どちらかと言うとシエラ」で、硬直して涙を流しており、


 シエラは俺の言いたいことが分かったらしく、涙を流しているセレナに、必死に俺が何を言いたいか説明しようとしていた。


 俺はそっと立ち去り、風属性魔法でなかの会話を盗み聞きしていた。その中で、



『レイのことはレイが好きになった人と支えあう。』



 と約束したのを聞いた。



 まあ、そんなわけで俺は異世界を謳歌できる。



 ‥‥‥なんかムラムラしてきた。


 決して何をとは言わないが‥‥‥



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  どうもです( ^ω^ )。いや〜ガビル君遂に成人したんですね〜。という事は彼はそろそろ自立するという事ですかな?そして主人公やヒロイン達も来年には成人するんですね〜、子供が成長するのは早い…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ