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『うん~~~、‥‥‥朝?』
まだぼやける視界に何か遮った。
『‥‥お母さん?‥‥』
遮った何かが、ふと消えた。
やがてピントが合ってきて天井を見上げた。
『? 俺ん家って、天井茶色だったっけ?。‥‥‥あ~、転生したんだったわ。』
目が覚めて現状を理解する。
『さっき俺のこと見てたの異世界の人なんだろうな~。』
なんてのんびり考えていると、二人の女性が視界の両側に入ってきた。左側の女性は30代前半ぐらいの包容力ある、茶髪、茶目の人で、右側の女性は20代前半のブロンズヘアーに蒼眼だった。
「ーーーー」
「ー、ー」
何か言ってるが聞き取れないが右側の女性が何か言って左側の女性が二つ返事で答えたのは分かった。
すると左側の女性が服をまくりあげた。
『!!ちっっとまって、分かる分かるから。今から何をしようとしてるか分かるけど俺は見た目は赤ちゃん、精神年齢18の子だから!まって!お願い!待ってください!何でもするから!‥‥』
『いーーーやーーー!!!』
俺の渾身の叫び(話せないから泣き声)が聞こえることもなくご飯があたえられた。
「うん~~」
俺は目を覚ました。
(‥‥最悪な目にあったな‥‥‥18にもなってアレをするなんて‥‥‥。ああーもう!うじうじしても仕方ねえじゃねえか。せっかくの異世界転生だし、やっぱ魔法だろ、魔法)
魔法。前世ではアニメや小説などてよくあるものだった。が、どれも現実には無い夢物語だった。その中で魔力は幼い内から鍛えると強くなると言うものがある。そしてここは異世界だからツウチャンあるかもしれない、と思った、なのでやってみることにした。
『とは言ったもののどうやるかぁ~。魔力って体の中にあるエネルギーなんてよく小説なんかに書かれてたからな、‥‥やってみるか!』
てな訳で中学二年生の時みたいに自分の内から自分の存在を吐き出すように呼吸をする。
すると、
『?‥‥‥』
俺は意識を失った。
包容力ある→
包容力がありそうな
と誤字脱字報告がありましたが、私の考えとして太り気味、スレンダーでない、おばちゃんなどの表現としてこの包容力あると使ったのでこのままにします。
報告して下さりありがとうございます。