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異世界転生した。  作者: R0R0
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36

更新遅れました

 キスをした。


 ライトキスと呼ばれるものだが、キスをしたことに変わりない。



「‥‥‥」

「‥‥‥」

「‥‥‥」



 しばらくの沈黙そして、


 セレナは自分の唇に触れ‥‥顔が真っ赤になり、



「‥‥ふにゅ~。」



 気絶した。



『ぶっ叩いても良いことだと思うが‥‥気絶するとは思わなかったな‥‥?』



 何となく後ろを振り替えると、ただただ涙を出しているシエラがいた。



『あ~~なるほどね。』



  思い立ったらすぐ行動。


 俺はセレナを地面におき(すまん、セレナ。)、シエラに向かって歩き出した。


 するとシエラは自分が泣いている事に気付き、すぐに涙を脱ぐって、


 逃げ出した!‥‥‥のを俺がすぐに捕まえた。



「!!い、嫌!離して!お願い!」

「何で逃げるんだ?」

「それは‥私が邪魔者だから!」

「俺は邪魔なんか思ってない、二人とも好きだからな。全く‥」



 チュ、



 俺はシエラの頬にキスした。



 するとシエラの毛が一気に逆立った。



「好きじゃないやつにこんなことはしないって。」

「で、でも!」



 俺は同じところにキスをした。



「でも、じゃない。俺は二人とも好きだから欲しいんだ。いいか?分かったならちゃんと返事しろ。」

「‥‥‥は、はい‥‥」



 と言う流れの後、俺はセレナをおんぶしながらシエラを連れて村に戻り、三人でヴェン爺に怒られ、ギルドカード(証明書でり、ランクが記載されているもの。)の剥奪、といっても俺らにとっては特に意味がない、などなど何だかんだ優しいヴェン爺だった。



 そして今日は年末の祭りの前日。


 スティーブさんがシスターセリナに告白する前日なんだが‥‥‥



「俺はいったいどうすれば良いんだ!」

「‥‥‥」

「‥‥‥」



 ただいまへたれ(スティーブさん)による愚痴をギルさん一緒に聞いている。



「なあレイ、お前はどうやって二人を手なずけたんだ?」

「手なずけてないです。晴れて両思いになったから、仲良くなっただけです。」

「‥‥‥」

「それでも、おめー良くやったよな、あんな修羅場見てーな状況どうやってやり過ごしたんだ?」

「‥‥キスした。」

「き、キスっておめー。あのキスだよな?」

「たぶんギルさんの言ってるキス。」

「‥‥ガッハハハハ、おめーやるじゃねえーか、おまえ!」

「‥‥‥」



 痛い。


 ギルさんが俺の背中を叩くことと、スティーブさんからの視線が、痛い。



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