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あれからさらに一年が過ぎ、俺とセレナが10才、シエラとガビルが11才になった。
驚いたことにシエラは年上で九月の終わり頃が誕生日だった。
ほかにも驚いたこととして、シエラが剣術、魔法、全てそつなくこなせる点がある。
まあ、俺は俺で魔法と剣術の特訓をして、魔法は全体的にレベルが一つ上がっており、新たに幻影魔法を覚えた。剣術はガビルの訓練に付き合わされた&シエラがどんどんうまくなっていくことに焦ったのでかんばったが、剣術がレベル二つ、逆手術がレベル一つしか上がらなかった。
ちなみに剣術しかり魔法しかり、ちゃんと理解してやった方が習得もしやすい、と思われる。
これはシエラとガビルの剣術の上達ぐわいを比べて分かったが、これをガビル本人に伝えると、どんどん上達して今じゃ魔法を使っていないと負けるほどになった。
ガビルには剣の才能があったのだろう。
シエラは俺たちよりも強いが、尻尾が伸縮自在でそれを剣のように扱うのはダメだと思うぞ。(それ抜きでも負けるが)
獣人については、
獣人は言葉のとおり獣に似た人族、の事であり、また人族に似た獣、の人獣がいる。
獣人は人よりも身体能力が高いが、人獣よりも低い。
獣人はいくつかの種を除いて魔法が得意ではなく、人獣もまたいくつかの種を除けば全くと言っていいほど使えない。
獣人も人獣も西側の山脈を越えた平原にある、フェアビステン獣王国と言う場所に住んでいる。
シエラは狐の獣人なので、魔法が得意な種(ヴェン爺談)らしい。
そんなことは一旦おいといて、今日はヴェン爺が呼んでいた人がやっと来てくれたようだ。
呼んだと言うのは、シエラの首輪を外す元奴隷商人のことだ。
冒険者時代に因縁があったらしく、その人を話すときのヴェン爺の顔がいつもとは違い歪んでいた。(どんなことがあったか聞くと、上手くはぐらかされた。)
『ヴェン爺の知り合いだから、たぶんお爺さんなんだろうな。と言うかヴェン爺達が異常なのか。ヴェン爺もギルさんも今年で72才だったし、「冒険者は生き残れば長生する。」ってギルさん言ってたから、もしかしたらそういう物なのかも知れないな。確かランカさんの年齢が今年で26才だから逆算して‥‥56!?やっぱ冒険者みたいに強い人は長生きで体の老化も遅いのか?じゃなきゃ五十代で出産なんて到底無理な‥‥‥おっと寒気が。』
ちなみにルーデンスさんは今年30才になるそうだ。
初めて会ったとき三十代位って思って、ごめんなさい。




