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「さてと、」
『これからどうするか。』
女の子を眠ってろ=みねうち気絶させ俺はこれからのことを考えていた。
『まずこいつを教会の孤児は確定。次に証拠の隠滅‥‥‥全部燃やすか。でも奴隷なんて知識として知ってるだけであってまだ習って無かったから、主人が死んだ場合どうなるか分かんないが肩代わりはしないっぽいな。‥‥奴隷にする首輪か‥‥ちょっとやってみるか。干渉魔法!』
「っ!!!」
突如、頭の中に膨大な何かが流れ込んできた。
「だはっ‥‥ハァ‥ハァ‥ハァ‥‥」
『これはすごいな‥並列思考と魂を見つめる瞳が有ったから何となく分かったが、人の魂にまで干渉できる奴隷化の首輪って、チートじゃね?』
と言うことが分かったが、いつもとよりも膨大な量の情報が入ってきたので、手を離していまいまだ理解仕切れていないので干渉魔法による首輪の解除はできなさそうだ。
干渉魔法とは俺がしたいものを認識でき多少理解しなければいけない。
そして今回分かったことは
魔力を宿したものに干渉魔法をかけると宿した魔力がどんな効果になるか入ってきた情報を理解しないといけないこと、
また魔力を宿しているため干渉魔法に抵抗され、魔力の消費が多くなること、
これがとても高位な奴隷化の首輪だと言うこと。
と、言っても時間をかければおそらく行けると直感が言っている。
問題はどうやって誤魔化すかだ。
おそらく『黒の疾風』の人たち(ギルさん、ヴェン爺、テレサ様、サラさん、今は亡きステラさん(ヴェン爺が大怪我をした時、この人のお蔭で四人は無事になった、男性))は、Aランクのパーティーに成りそうだったので、首輪のことも知っていそうだからだ。
ヴェン爺とテレサ様は俺が魔法を使えることを知っていた。
『こなへんはこいつと裏口を合わせるか。』
そう思い、俺は獣人の子を背負おうとしたとき、
『何でこいつ尻尾が四本もあるんだ?将来九尾の狐になるのか?狐っぽいし。それにしても、俺と同い年ぐらいなのに胸に膨らみが‥‥‥』
と、やましいことを考える俺だった。




