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異世界転生した。  作者: R0R0
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今日中に2話投稿するの無理そう

閉じ込められて二日と22時間後、もう少しで出られるということで、全員で少し早い昼にすることにした。


「まってて、もうすぐできるから。」


セレナがそう声をかける。


料理はセレナかシエラがすることになっており、一回で大量に作っている。


二人はそれぞれ時間が進まない収納を持っているので、楽をするためにやっているらしい。


ちなみに俺はサラダの盛り付けぐらいしかやらして貰えない。


「レイ、それかわろっか?」

「ん?じゃあ頼む。」


一緒に待っているシエラが俺の手に持ってるエレインボールをさす。


手を離したら離したで結構暴れ回るので、こうして握って、動きを封じてきた。


が、こいつはこんな形をしてるため、てっきりゴーレムみたいに無尽蔵に動き回る奴かと思ったが、時々寝ているのか、全く動かなくなることがある。


シエラに渡そうとした時はちょうどその時で、投げて渡してしまった。


結果


「あっ!」

「っ!セレナ危ない!」

「え?きゃ!」


ガシャンー!!!

ズガガガッガッ!


エレインボールがセレナの方へ飛んでいき、作っていたシチューの鍋をぶちまけ、魔道コンロを少しの間引きづり、奥は飛んでいった。


「大丈夫セレナ!?」

「ええ、でも―――あれ?」


セレナの先にはシチューが溢れそうな鍋が空中で止まっていた。


「シチューなら私の時空間魔法で止めたわ。」

「てことは、一応無事ね。ああもう、今見てたのレイよね、何してたの?」

「その、悪かった。油断してた。」

「まったく、しっかりしてよね。シエラ、悪いけど手伝ってくれないかしら。」

「いいわよ。」

「レイはあれ捕まえて見てて。」

「……はい。あのー、一つ試したいことができたんですが……試して見てもいいでしょうか?」

「え?しょうがないわね、ご飯食べた後にしてくれる。すぐ用意するから。」

「はい、ありがとうございます。」





「それで、魔道コンロ使って何するつもり?」

「こいつを倒せるか試す。」


そういい、セレナに手に持ったエレインボールを見せる。


「どうやって?」

「こいつをコンロで熱して一気に冷やす。正直、倒せないと思うが、試してみるだけやる。」

「ふーん。なるべくコンロ壊さないでね。」

「ああ。」


エレインボールが鍋に突っ込み、コンロを引きずった時、コンロから火が出ていた。

エレインボールは一定の範囲内の魔法を無効化するはずなのに、魔道コンロは火を出していた。


コンロの前に付いている魔道とは、魔道具のことをいい、魔道具とは魔力をもとに魔法?を起こす道具の総称だ。だから、魔道コンロとは魔力をもとにコンロのように火を出す道具ということになる。


そして、魔道具に魔力を送る方法として、直接自分の魔力を送るものと、魔石によって魔力を送るもの、の二つある。


直接魔力を送るの魔道具は魔力を送る量によって効果が強くなったり弱くなったりするため、ONOFFで使えるものに多く、魔石を必要な魔道具は、コンロのように、調節が必要なものに多い。


そこで思いついたのが、本来魔石を使うところを俺の干渉魔法によって無理やり魔力を送り込み、火力を限界突破させ、エレインボールを熱する方法だ。


金属は熱膨張といって、熱を加えることによって体積がわずかに大きくなる。その状態から一部を一気に冷ますと、冷えて縮まった部分と大きくなっている部分の差が生まれ、場合によってはひびが入ることがある。


これを利用してなんとかならないかというのが、今からやる内容だ。


あいつが金属なのかとか、コンロの温度でできるのか、は正直やってみないとわからない。だが、できる限りやりたいので、最悪コンロを壊すかもと伝えておいた。



「こっちは準備できたわよ。」

「ああ、ありがとう。じゃあ、二人とも下がっててくれ。」


シエラが冷やした氷水を自分の後ろの方へ置き、二人をさらに後ろに行くようにいい、右手足に龍装をした。おそらくこれが一番熱耐性があるからだ。


そして俺は、右足で下に置いた魔道コンロを少し踏むようにし、右手に挟んだエレインボールを挟んだ鉄製のトングを持ち、干渉魔法を発動させてコンロを点火した。


チッ ドゴオオオオオオオ!!!!

「っ!」

『なんつう威力だ!龍装してても焼けるように熱い!』


慌てて体の周りを水の膜で覆い熱を遮断する。だが、


『くっ、手が焼ける!手はぎりぎり無効化されるところに入ってるから、やばい!なんとかしないとっ……そういえば、この無効化は身体強化まで、体の内側まで無効化できない。なら、体の内側の魔力を魔法にすれば!』


咄嗟に氷魔法を体の内側で発動させ、何とか熱に耐えられるようして見る。


だが、


「ぐぉぉっ!」

『なんだ?!始めは上手く出来そうだったが、急に熱くなったぞ!?』

「だめだ!もう限界だ!」


限界を感じ、咄嗟に氷水にエレインボールをつけようとしたが、


「あ!」


なんだかんだ途中まで上手く行ったが、最後の最後で本来なら掴んだまま半分だけ冷やそうと思ったが落としてしまった。










すいません

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