10
俺が異世界に来てから3年と9ヶ月ぐらいたった。俺はほぼ毎日特訓をしていたので、ステータスが
名前 「レイ」
種族 「半悪魔」
保有スキル
身体操作 Lv2
火属性魔法 Lv2
水属性魔法 Lv4
風属性魔法 Lv4
霧魔法 Lv2
干渉魔法 Lv5
隠蔽 Lv3
気配察知 Lv2
魔力消費量減少 Lv2
魔力感知 Lv5
魔力操作 Lv5
保有魔力量増大 Lv6
自然魔力回復 Lv2
気絶耐性 Lv5
種族スキル
異界の精神構造
魂を見つめる瞳
強靭な肉体
になった。
色々と新しいスキルや、異常なまでのレベルアップの早さなど、突っ込むところがあるとは思うが、霧魔法のそうに一発で魔法を覚えたりしたのだからありれなくもない、と思う。
スキルの中で説明がいるとしたら、身体操作と種族スキルぐらいだろう。
身体操作は、まあほかのスキルと同じように書いてあるとおり、体を操る。人の(半悪魔なんだが)制限を超えて。例えば寝ようと思ったら寝れたり、脱臼してもいつもどうりに動かせたりする。
異界の精神構造は怒りや、魅了等の相手の作用によって起こる精神異常を無効するもの。相手の作用に限るが。
魂を見つめる瞳はそのまんま意識すれば目に見えてる範囲で魂が見えて、(人がもやもやとした白いものに見えるだけ。)強靭な肉体は龍人の~~~のところだった。
ちなみに種族を調べた時の%は、思い浮かべるだけで出てくるとようになってる。
村のやら、教会やらは興味が無いので説明ははぶく。
まあとにかく元気にやってるってことだ。
どうしてこんなにたってるかと言うと、特に何もなかったからだ。月始めにその月に生まれた孤児の誕生日をしたり、祭りを見たり、あえて言えばそれぐらい。
今日は、セレナの誕生月の始め。
さすがに4才に近いので普通にしゃべれ、『誕生日プレゼント欲しい!』とおねだりされた。なので俺は1ヶ月前からほぼ毎日探して、見つけて取っておいたプレゼントを、今まさに渡そうとしていた。
「レイ~、レイのプレゼントなぁに~」
「俺のプレゼントはこれだ。」
俺は後ろに隠してた四つ葉のクローバーをセレナに差し出した。
「まあ!四つ葉じゃ‥‥‥」
「ひどい!」
シスターの誰かが驚いた直後、セレナがそう言った。
「なんで?なんで?なんでそんなのなの!」
「セ、セレナ?」
「もういい!レイなんて知らない!」
セレナはそう言って泣きながらうずくまってしまった。
俺は前世と異世界の文化の違いがあるのではと思い、しばらく挙動不審になっていた。