ナゾ2
急に現れた青色の魔法陣。そこから出てきた俺が知っている、いや、知っているどころではない男女。
「めんどくさいからトモ兄にくっついて来た!」
やっぱりサト姉だ。見た目、口調、テンションの高さ.....間違いなくサト姉だ。
トモ兄とサト姉は2人とも腕を下げた状態で「1」軽く振り「2」と指で表す。足元に出来た魔法陣はゆっくりと上がる。頭を越すと弾け消え、2人の服装が変わった。
「エレナさん、お久しぶりです。よっ、サトリ。サトリもこっち来たみたいだね。おっと、この本の量は.....懐かしいね、サトカ」
智兄は挨拶すると、魔法の書でつまずきかけた。
「エレナちゃん、おひさー!あーー、これね。私覚えるのに3日掛かっちゃったやつだ.....まあ、頑張りなよサトリ。ププッ.....何その格好.....笑える」
サト姉はエレナさんと久しぶりにあったらしい。
それより、この量を覚えるのに3日掛かっちゃったと言っているサト姉になぜか腹立つ。多分俺はそれ以上掛かるだろうから「イヤミ」だと感じたからかもしれない。
急に、そして今度はサト姉の前に黄色の魔法陣が出来た。魔法陣の中心に柊 桜花がいる。
柊 桜花は2年前、俺が中2の時に転校してきた子で、たまたま隣の家に引っ越してきて、それ以来ずっと仲がいい。
「やっほー、サトリ君。私がいるのが不思議そうだね?私は元々こっちの世界で生まれ育ったんだけど、魔法術を使って移動しようとしたら間違えてあっちの世界へ飛んじゃったの.....そしたら、あっちの世界がすごく楽しそうだったからそっちへ残ったの」
桜花は微笑みながらそう話した。思い出すと初めて会った時の服装は今のエレナさんの様な感じの服だった。
「いっぺん、私の家行こか。」
「1,3」軽く振り「1」大きな魔法陣は5人を別場所、エレナさんの家へと移動させた。
またまたなにか起こる予感がするのは俺だけだろうか.....




