出会いと苦難
噂は本当だった。
今の状況を簡単に説明すると...
鈴暁高校4階5段目の階段から足を滑らせ、噂通り別の世界へ飛ばされてしまった。そして石ころを蹴ると、赤髪ポニーテールの少女が出てきた。と、まあこんな感じだ。
痛いと言いながら出てきた赤髪ポニーテールの少女は怒りながらこちらに近づいてきた。
そして、俺に向かって言ったこと。それは
「あんた、何考えてんの?人のおるとこ向かって普通石ころ蹴るか?怪我したらどうすんねん。目当たったらどうすんの?わかったぁる?下手したら失明やで?一生見えへんのやで?あんたもなりたいんか?」
という説教だった。
「確かに人のいるところに石を蹴ってはいけない。それはわかる。だけど人がいる気配も姿も無かった。この地形でわからなかったんだ!」
必死に訴えた。
(あの赤髪が言っていることは正しい。だが、ここはどこだ。いつの時代だ。それに変なものが空を飛んでいる。俺の頭では理解できない事ばかりだ)
赤髪は不思議そうに見つめてきた。理由は分からない。よく考えると赤髪の服装は独特だった。
「あんた、この世界の者ちゃうな。その制服鈴暁高校のってことは階段から落ちたやろ?」
鈴暁高校は有名だから制服を知っていてもおかしくないが、なぜ階段から落ちたことを知っているんだろうか。と、考えた瞬間赤髪は何かを言い始めた。
「我に仕えし者よ、今ここに入口を作り、この者に必要な物を揃えよ。カウィメレ」
俺の頭は今までにないほど混乱している。




