始まりのトキ3
鈴暁高校は5階建て+屋上の建物が3つと体育館出来ている。各階に1つ渡り廊下があり、全ての建物の行き来は自由にできる。1階は2年生で、2階は3年生、3階が1年生となっている。
俺は姉特製の弁当を持ち屋上へ行くため4階の階段を登っていた。すると目の前に1匹の小さな蜘蛛が糸を引きながら降りてきた。俺は蜘蛛が大嫌いで小さくても蜘蛛は蜘蛛だ。目の前に降りてきた蜘蛛を見た瞬間、蜘蛛を避けるため後ろへ退いたと同時に段差から足が滑り落ちる感覚があった。階段から落ちる時は周りがスローに見えた。そのため自分は4階5段目だと分かった。体が床に落ちる前に目を瞑ったが、しかし痛みはなかった。
目を開けた瞬間見たこともない景色が広がっていた。すると“ドサッ”っという音と痛みがあった。
今自分が置かれている状況が理解できず、しばらく自分に「階段で足を滑らし落ちた気絶し、こんな景色のところにいるんだ」と言い聞かせながら頬を引っ張った。
((イタイ))
痛いと思うと同時に身体が固まった。
「おい、まじかよ...鈴暁高校4階5段目の階段で足を滑らすと別の世界飛ばされるって噂じゃなかったのかよ。ここどこだよ、誰もいねーしどうしたらいいんだよ!」
苛立ちで思わず足元の石ころを蹴った。
(コツ)
「イッテーーーーー、誰だよ石ころ蹴ったの!私の美しいボディー、しかも顔に当たったじゃん!!!!怪我したらどーすんのよ!あーーー、痛い」
額をさすりながら赤髪ポニーテールの少女が現れた。
このよく分からない少女との出会いがこれからの俺を大きく変えてゆく...




