マリオネットのロンド
ダークです。
天使様がお帰りになると、白銀の光に満たされていた空間が潮が引くように暗くなった。
私はさらに祈り続ける。
今日も天使様がおいでになられ私に試練をおあたえになった。
主よこの祝福を感謝いたします。
正しきを行わなければならぬ。
悪魔は滅ぼさねばならぬ。
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目が覚めると医療用タンクの中に浮いていた。
ヒュプノスはやや性能が落ちるけど遠隔モードで動いている。
亜紀の脳から留守にしていた数時間分の記憶が流れ込んでくる。
亜紀ちゃん。僕から逃げ出そうとしたんだね。
君に少し自由をあげすぎたのかな?
早田亜紀の魂が、震えながら僕から必死に逃げようとする。
無理だよ、自分自身の心なんだから。
「逃げ出した罰だよ、お望みどおりに消してあげる。」
僕は必死に逃げようとする魂をつかみ、・・・
・・・にぎりつぶした。
・・・ふふふふふ・・
治療タンクから出て目の前に居た看護士に声をかけた。
べつに思念で命令するだけでいいんだけどね。
これも僕のお人形さんだから。
・・・ふふふふふ・・
「晴海さん、君の妹は死んじゃったよ。」
僕は晴海に服を着るのを手伝わせ、そのあと晴海のヒュプノスをはずし、身につけた。
糸の切れたマリオネットのように崩れ落ちる晴海。
「ごめんね、ヒュプノスがなければ生きていけなかったんだよね。」
僕は微笑みながら謝った。だっていっぱい役に立ってくれたんだもの。
僕はまたゲームの世界に戻った。




