自分でもよく分かんない
鏡の中で、わたし武藤雪は微笑んでいた。
本当は泣き叫びたいのに。
なんでポテトンにあんなことを言ったんだろう?
パンパン
顔をはたいた。
湿っぽいのはやめ。
わたしらしくない。
・・・
と言うことで、問題の原因となる人物に逢いに行った。
「ねぇあなたほんとに舞なの?」
その人物はスカートのまま椅子の上に胡坐を掻いて頬杖を突いた格好で答えた。
「そうだぜ、幼稚園で始めて雪と会ったときの記憶もあるし、体はそのまんま舞だし、自分が自分である元も舞だな。舞の行動パターンをそのまま使うこともできるさ。こんなふうにね。」
いきなり雰囲気が変わった。いつもの舞だ。
「ただこんな風にしていても、ものの判断基準とか価値観とか、思考の仕方が置き換わっちゃってるの。人の心って何だろう?魂ってなんだろう?さっぱりわかんなくなったけど、アニーが好き、シンが好き、それだけはわたしが何であっても変わんない。」
舞がにやっと笑ってこっちへc顔を近づけた。
「2個のヒュプノスで分割するときれいに分かれるんだけど、こうしてると自分自身で中途半端なんだよな。こまったことにさ。心があっちにゆれこっちにゆれ、たまらなく不安なんさ、これでもね。シンにはただすがっているだけなのかもなんさ。おれは自分自身が分からん。」
わたしも笑った。
「わたしも分かんない。」
目の前にあった舞の唇に、キスをしてしまった。・・・
よくわからないことになっています。
それはそれでたぶんいいんじゃないかと思います。
はっはっは ぐだぐだや




