表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/23

二人で歩き始めた世界

Cβ1と違いネタ要素低めです。

”人を殺せ”といきなり命令されたら、あなたはどうしますか?

抵抗するでしょう。それがふつうで常識です。

高度仮想現実、ヒュプノスシステムを使って脳に直接命令しても、そんなものは拒否されます

人の心は意外と強いものです。


でも・・

”あの人が好き”

これが命令されたらいかがでしょうか?

なんとなく好ましいと思うとか、いきなり一目ぼれとか・・

他人を思うままにコントロールするため、まずこの方法で、人の心をこじ開けようとゲームを通して実験した人たちがいるのです。

わたしと彼とはそんな不自然で人工的な出会いで知り合いました。


でも・・

「べつにいいんじゃないの?」

そんな彼の一言で、今も二人で並んで歩いてたりします。


「じゃ、またCβ2でな。」

「うん、直接連絡していい?」

「いいよ。」


///////////////////////////////////////////////////////////


栄応18年、世界は環境汚染のため大きくその生命力を減らしていた。

人々は20世紀の宇宙飛行士のような生活を強いられ、その解決のために、脳に直接信号を送り込み、リアリティの高い幻影を見せ精神的な飢えを満たした。これをヒュプノスシステムという。


ヒュプノスシステムにおいては、左手に着けた末端の腕輪を操作するだけで、味も何も付いていない合成タンパクの固まりは、血の滴るステーキとなり、テニスコート1面分の人工芝の体育館は蝶が飛び羊や馬が駆け回る広大な大草原となった。このシステムを使用し、すべての感覚を人工の世界に投影しようとしたゲームがTRY仮称である。


ヒュプノスシステムはあくまでも現実逃避でしかなく、人々は無意識に抑圧されたものを吐き出すために、古代コロシアムで行われていた剣闘を復活させたりした。医学の発達で多少のことで人が死ななくなった今、すべてのスポーツをしのぐ人気アトラクションである。



本格的にはじめますのでよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ