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インビジブル  作者: Applu
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最後の日常

 プロローグ


 なぜ、誰も僕に気づかないんだ。

  人ごみの中、少年は立ち尽くす。

 僕は、ここにいるのに。

 頼むから、誰でもいいから僕に気づいてくれよ!。

 少年は、叫ぶだが誰も気づかない。 

 助けてくれ。

 だが、誰も気づかない。

 僕はもう……聞きたくないんだ。

 ……人の声なんて。

 少年は、地面にうずくまるり、涙を流しながら願う。

 お願いだ……僕をこの世界から消してくれ。

 

 8月13日 12時:30分

 僕は、夏の夏期講習に来ていた。

 教室内は、授業が終わって少し騒がしかった。

 家に帰るもの。塾に残って勉強するもの。

 そして友達と一緒に帰ったり遊んだりするもの。

 僕はそれを見て。

 「くだらない……」と吐き捨てた。

 友達なんて、弱い者たちがすること。

 本当に強いものなら友達も家族も仲間も必要ない。

 「……僕は、強いやつだ」と言って僕は、ヘッドフォンつけた。


 13時:06分

 僕は、公園の近くにある店で買ったホットドックを食べながら公園で本をよんでいた。

 この公園は、僕のお気に入りの場所だ。人があまり来ないし、日陰とかもあって自分の家より落ち着く場所だ。

 僕は、食べ終わると芝生の上に寝転んで少し寝ることにした。

 やっぱり、この公園は静かでいい。自分の家よりも……。


 僕は、小さい時から色々なことができた。特に勉強だけは、一番よくできたと思う。

 けれども僕は、人との付き合いがとても苦手だ。そのせいで、今も友達がいない。でもほしいとも、思わない。だってすごく面倒で、気を使わないといけないし、もし喧嘩して人間関係が悪くなったら相手が攻撃をしかけてくる。だからもう友達なんていらない。

 家族もそうだ、相手の気に入らないところがあれば、すぐに喧嘩し、暴力で解決しようとするし、子どもは、親の所有物だと思っているやつもいる。僕は、それを聞いたとき、「ふざけんなぁ!!」とキレた。なんで僕は、そんな家に生まれたのだろう?だから家族もいらない。

 そして仲間なんて、僕が一番嫌いなものだ。弱いもの同士が集まり、お互いの弱さをごまかし、自分がピンチになったら平気に見捨てて、仲間が自分より強い者にイジメられてても、みてみぬふりをする。だから仲間もいらない。

 僕は、強いのだから、友達も家族も仲間も……いらない。僕には、必要ないんだ。


 13時:57分

 暑い。どうやら寝ている間に、日陰から出てしまったようだ。

 ほかに寝れそうな、場所は無いようだ。しかも周りも騒がしくなってきた。

 名残惜しいが、今日はもう帰ることにしよう。

 僕は、周りの音が聞こえないようにヘッドフォン着けることにした。こうすれば、周りの雑音が入ってくることがない。


 14時:07分

 僕は、いつもよりも早く帰ってしまう嫌なで駅前の本屋さんに向かうことにした。

 そのため今、信号が変わる前に渡ってしまおうと思い走った。だが間に合わなかった。ここの信号一度変わるとなかなか、変わらないので嫌だ。しかも周りにたくさん人がいる。これも嫌だ。

 早く変わらないかなぁ思っていると、後ろから誰かが僕をおもいっきり突き飛ばした。

 その時丁度大型トラックが来るのが分かった時には、僕は、トラックと激突していた。

 僕がトラックに()かれると、悲鳴をあげる人や、何が起こったのか理解していない人もいる。中には、パニックに陥たり、気絶する人もいた。

 自分の周りを見てみると血が飛び散り、腕は捥げて、体は、ぐちゃぐちゃになっている。他の人から見たら今、僕の体はバイオハザードのゾンビのようになってるように見えるだろ。

 なぜ今、僕はこんなに冷静に判断してるんだろう?

 たぶん僕は、もうじき死ぬのに。なのに死ぬときに見るという、走馬灯が見えてこないし、特に後悔することもない。まあ実際、僕が死んで悲しむ人はいないだろう。

 僕は、意識が薄れゆくなか、陽炎の中で僕を見ながら、(わら)ってるいる奴がいるた。今、この空間でそいつだけ違う空気をみに(まと)っていた。

 あいつだ。僕を突き飛ばしたのは。僕は一目で見てわかった。

 僕の視線に気づいたのか、そいつは、嗤いながら言ってきた。

 僕は、そいつの声がはっきり聞こえた。そいつは、「ゲームスタート」ととても楽しそうに嗤いながら言った。

 それが僕が聞いた最後の言葉だった。

 

 

 8月13日 14時:10分

 僕は、この日死んだ。


 

 

初めて小説を書きまし。なので面白くもなかったかもしれません。

だけどその分今度書くときは、もっと面白くしたいので、アドバイスや感想をお願いします。

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