アイドルに恋してるっ!
※百合、GL※
くっつきません。
が、悲恋でもないと思います。
日記風短編小説として、読んでください。
はぁ~…
またダメだ…
「将来は女優さんになる!」
小さい頃から言ってるセリフ
子役では負け知らず
でも、ちょっとおっきくなって、初めてオーディションに落ちた…
それからは確率的に、五分五分…
何で落ちるようになっちゃったのか…
今回もダメだった…
でも!
二回に一回は受かるんだ
次回はきっと上手くいく!
『人生初体験』
「アスりん、可愛い~♪」
見た目も色んな意味で厳つい、声も低い、オネェ系と友達になった
ダメージ5
「アタシ、まじタイプっ♪」
「…あ…ありがと…う…」
ダメージ15
「…付き合ってください!」
…は!?
ダメージ60
ニューハーフ相手に、誰がそんなこと想像出来たであろう…
「…ごめん…」
ダメージ…20
計…120/100
ニューハーフに告白された…
もう性別がぐちゃぐちゃ
ワケわかんない
…だから世の中
面白い…
『数打ちゃ当たる』
詳細も知らぬまま、送った書類
オーディションも、何次審査まであるのかわからない
『―合格しました―』
「よっしゃ!」
『写真撮影があります―』
合格通知に書いてあった場所へ向かう
「…おはようご…ざいま…す」
なんかたくさんいる!!!
…か、可愛い…
「これを着てください」
早速衣裳を渡された
広げてみると…
「スカートかよ…」
さぁさぁ、空気を読もう…
これは…
アイドルだ!!!
「やっべ~…完璧間違った…」
メンバーとなる仲間とは、一度も喋らなかった
唯一…スタッフさん
いや、喋らなきゃ仕事進まないしね
『アイドル誕生』
「アイドル…か…」
未知の世界だった…
突然、その世界の一員になった…
レッスンで毎日のように顔を合わせるメンバー
それがいけなかった…
少しずつ打ち解け、『メンバー』という実感も出てきた
別格として扱わなければいけなかったんだ…
『戸惑い』
私は…
「バイなんだよ…」
両性愛者だった…
一人のメンバーを見てるとき、ドキドキしている自分に気が付いた
ヤバい…マズい…どうしよう…
『ウソ』
その子の存在を消すかのように、挨拶しかしないようにして、なるべく見ない
それを徹底した
とにかくこの感情を忘れないと、今後一緒にやっていけないと思ったから…
でも…
「今日ご飯食べました?」
ノンキというか…
ピュアというか…
「…いや?」
出来ればこの二人きりの空間から抜け出したい
「これ食べます~?」
なるべく見ないようにしてたけど、『これ』と言われた物を何かと見た
「…お菓子じゃん」
ご飯のくだりいらなくね?と思いながらも喋ってる今が、とっても幸せだった…
「美味しいですよ、どうぞ」
いっそのこと、誰も来なきゃいいのに…
「ハロ~♪あ~お菓子!」
…なんて考えてはダメだ
忘れよう
『夢』
夢をみた…
あの子と指を絡ませ手を繋ぎ、幸せそうに微笑んでいる夢…
「重症だ…」
本能なのか…
「もう顔合わせらんないよ…」
メンバーは知らない…
自分がバイセクシャルなんだって…
ファンの人は知らない…
自分がメンバーに恋をしているなんて…
貴女は知らない…
私が貴女を好きなこと…
こんな駄文を読んでいただき、ありがとうございました。
ニューハーフの部分いらないですよね~
でも世の中面白いことがある!と思って、関係ないけど入れちゃった♪
この小説は、皆様お察しの通り…
実話です。
ぜ~んぶホント。
(告白されたのも実話)
で…貴女ですが
他のメンバーの入れ替えがあるなかで、今でもお互いアイドルです。
進展は、望んでない…
望んでは…いけない…
とにかくバレたらヤバいと思って、必死に隠し通してます。
この先どうなるかは、私にもわかりません。
この日記風短編小説は、永遠に未完かな?
ライブ前にメンバーがいるなかで告白した。
「…好き…愛してる…」
まだ気持ちに気付いてない頃、勿論冗談だけど、マジっぽく言ったら
貴女は驚いて
「私は嫌い!」
と嫌がられました…
しかも逃げてどっか行っちゃった…
このエピソード、ファンの人に知られたら、嫉妬されるかな?
絶対言いませんけどね。