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戦記戦記 激動の記録の戦い  作者: 百目


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3/3

涙の重みと美味い酒

救出された日から数日後

私と友人は積もる話をする事になった


本来ならすぐさま色々と語り合いたい所だったが

場所が悪かった

魔族の拉致の行き先

人類裏切り地


ここの領主様は黙認していたのだ

利益は出た

しかしもはや

ここではその価値はゴミとして扱われるだろう

信頼を失ったルーツと言うのは

様々な結束に致命的な亀裂が生じるものだ


囚われ

ただ情報を書き続けた私には分かる

敵視した視点の中では価値とは信頼から生じるのだと



そう言った意味では

私も肩身が狭い思いをしたものだった

あの冷徹な魔族のアジトで

無事に生還した者なのだから



だからこそ友人に助けられた

監視の目はあれど生活環境は整えられていた

友人が裏でかなり揉めながらそうしてくれたのだ


改めて友人と対面する

まず始めに友人は魔族が言う

聖女として活躍してたらしい

魔族の力を打ち消す力

それが聖女の力であり

それを加護として勇者と呼ばれる相性が良い者と

数々の戦いを繰り広げた様だ


そして

私の感覚ではそれ程意識してなかったが

どうやら半年以上の月日が経過してたらしい

正直その話を聞いても実感がわかなかった事を

よく覚えてる


私達はお互いが過ごした時間をゆっくりと

時間を掛けて話し合った

何が怖かったとか雨の日はどうだったとか

くだらない事も多かった

どうしようもない話もした

そうして行くと瞼が次第に熱くなる


そうなのだ

友人と半年以上も会えなかった

しかもお互い過酷な環境に身を投じたのだ

心の傷があった事すら忘れながら


泣いた

泣いてる事を無視しながらも話し合った

そしてそれ以上の想いが涙に込められていた

涙とはこれ程重たいモノだったのかと今も思う程に



改めて友人の事を思う

私の友人はオテンバでワガママで

やんちゃっ子だけど優しい一面を大切にする

そんな友人なのだ

聖女様と言われてもピンと来ない所もあり

素直な言葉が彼女らしいと思える印象なのだ


でも今は苦しんでる

立場がそうさせて貰えないのだろう

私は彼女より大人しいが何処か芯があるみたいで

本当に辛い時は必ず私から引っ張っていたのは

懐かしい思い出だ


追い詰めらるた時の私は

友人より乱暴で冷徹な所があった

だからこそ生き残れたのだとは思う

暴力的なまで思考を巡らせ冷徹な答えを出せたのが

噛み合ったのだ


それでもお互い傷付いたものなのだ


その後は酒場でも話し合った

勇者の事や監視役の人

この様な場で話ものじゃないとは思いながらも

流れる様に自己紹介を済ました


と言うより

実はあまりこの場面は覚えない

極度の緊張と緊張の安堵感に頭が付いて来てなかった


ただ薄っすら覚えてるのは

各々ストレスを発散する様に

飲み食いしてる光景だけだった


本当にこの時のお酒は美味しかった

料理も安っぽく量と味付けに任せたもので

それが妙に心地良いのを覚えてる


何を話したかすら覚えてないけど

お酒の苦さが全てを飲み込んでいるのはよく分かった

口苦い時は料理を頭がモヤけたらお酒を

私はただそれだけを楽しんでいた

友人の笑顔を眺めながら

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