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虫型

「虫型は本当に姿形が嫌なんだけど……戦闘に関してはスライムよりかはましね」


 戦闘に関してはスライムよりも、虫型が圧倒的に楽。空を飛ぶ虫型に進化したとしても、この【廃坑】の広さだと、自由に飛べないだろう。


「虫型は死体や別の生物に卵を埋め込む時もある。それが孵化した時にゴブリンが……というのもおかしいんだよな。それをしたのがコアキーパーだとしてもだ」


 コアキーパーが卵を埋め込んだとしても、孵化が早すぎる。生まれたとしても、ゴブリンの血の量が増えるわけでもなく、変色する事もない。


 更に生まれたばかりの異形が餌にするとすれば、ゴブリンの死体だろう。肉片が残っているのなら、食べていない事になる。


「【気配感知】の効果は?」


「ないわね。小さな異形だとしても、反応はするわ。私達に攻撃を仕掛けてもおかしくはないでしょうね」


 ゴブリンの死体が餌にならなくても、【黒猫】達を死体の近くで襲う可能性もあったが、それもなし。


「どうする? 貴方もその死体を見るために戻ってみる? それとも先に進むの? 死体はアレだけじゃないかもしれない。今度は私と【道化師】が入れ替わるのもアリだけど」


【黒猫】が見た通りの事を話しているのなら、俺にも分からないと思う。


「いや……そのままで行こう。【気配感知】が重要になるかもしれない。合流地点は後二回ある。それまでにあったなら」


「分かったわ。ネスティスもそれで構わないわよね」


「はい。また死体があれば、その一部を持ってきた方がいいですか? その方が分かりやすいですよね?」


 ネスティスは間違った事を言ってないのだが……


「いや……その時は俺が見に戻るから。もしくは、【黒猫】が運ぶぞ。映像に映されているのを忘れるな。そういうのは俺達の仕事だ」


 本部からしたら、勇者に死体を運ばせる映像を流すのは流石に駄目だろうな。


「うぅ……自由に動けないのは嫌ですね」


 彼女も役に立ちたい気持ちがある分、映像のせいで行動に移せない。これも勇者のデメリットかもしれない。


「最低限は……途中でどうなるかは分からなくなるからな」


 救助からコア破壊に切り替えてる分、少しでもましな映像は残しておきたい。


 本部は今の映像を直接しているわけだが、全国に流すのはそうじゃない。見せれない場面もあるから、編集する可能性は十分あるけど……


「私達は先に行くけど、貴方も注意しなさいよ。コアキーパー以外にも異形がいてもおかしくないんだから」


 孵化した異形がいた場合、その大きさなら、近道の中にも侵入出来る。何処かで待ち伏せしてる可能性もある。


「そこは逃げるなりして、何とかするさ」


 その異形を倒すよりも逃げる事優先。銀の箱にある道具で倒せるとまでは言ってないから。

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