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捕食方法

「死体を発見しただけで、スライムの可能性が低くなるんですか?」


 ネスティスもそこは気になるところだろう。


「それは新たな異形が分岐点近くまで、一度は来ている事がポイントになるんだよ。地面に濡れていたのが乾いてない事もそうだ」


「スライムの捕食方法は分かる? 体に取り入れて、溶かしていくの。雑食で、栄養になるものは何でもよ。異形もそうだし、ハンターも。それが死体であってもね」


 スライムは見境なく襲い、体に取り入れるのは捕食行動。体内で溶かして、栄養にする。


 スライムが別の攻撃で相手を倒した後、放置する事はなく、中に入れ込むはず。


 死体が異界に戻される前に、スライムに吸収される。


 スライムが死体を放置して、通り過ぎる事はない。それが別の誰かが倒した死体であっても、見つけ際すれば、必ずだ。


「死体が残ってた時点で、スライムじゃないわけですね」


「そういう事。絶対ではないけどな」


 取り込める量が満杯であった場合、話は違ってくる。接触した異形の数からして、それはないはずだが……


「後……ゴブリンの死体で気になるところがあったわ」


「気になるところ?」


 俺達が遭遇したゴブリンは、その相手に恐怖し、逃げ出した。


 他のゴブリンは別で、それに戦闘を仕掛けた結果が、無残な死体だった?


「血の色が違ってましたね。後、血の量というか……潰れた部分が大きい感じでしたよ」


 ネスティスにゴブリンの死体がどんな状態だったかを答える。


「彼女の言う通りよ。ゴブリンの頭や腕は私達が遭遇した奴等と同じぐらい。なのに、血の飛び散り方が広かった。血の色も緑じゃなくて、黒。赤い土にと混じったからじゃなく、緑の色に着いたのもそうだったわ」


「それは……ゴブリンの新種……はないな。進化しても、血の色は同じ。コアキーパーの攻撃で倒されたとしても、そんな変化は起きるのか?」


 同士討ちなら分かるが、残っているのはゴブリンの体のみ。相手の死体だけが先に異界に戻されたのか。


 だとしたら、倒せる相手だとゴブリン達が逃げる事はないはず。


 俺の経験上、そんな死体は見た事がない。


「俺も知らない事だな。コアキーパーがアッチの可能性があっても、ゴブリンの死体には関係ないはず」


 アッチというのは、移動しているコアキーパー、大型異形がスライムでなかった場合、もう一体の予想はしていた。


「そっちも嫌なんだけど……関係ないはずよ。殺したのなら尚更だし。アレも肉は残さないでしょ」


「アッチというのは、虫型でしたよね?」


「そうだ。スライムじゃなかったら、虫型。それも芋虫みたいに地面を這っていく。移動しやすいように腹から体液を流す異形がいるからな」

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