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安全のはず

「はぁ……分かったわよ。そこまで言うのなら、一人で行かせてあげるわ。効率を考えると、それが正しいから。それに……コアがあった場所までは安全だと思ってるのもあるわよね?」


【黒猫】はチラッとネスティスに視線を向けた。彼女が再度ゴブリン、異形と戦闘になる時の事を考えているんだろう。


 暴走気味になった場合、俺が彼女に声を掛けた方がいいのは間違いない。


 ただ、この先はコアがある付近まではゴブリンは出現しないと踏んでいる。


 それは【黒猫】も分かっている事だ。


 ゴブリンの性質からして、それぞれ別の場所にいたとしても、ゴブリンが一人逃げるのを確認すると、それに続いていく。


 統制が取れてなくても、本能的にそうするのだろう。そんな中で、俺達に接触したのは三体。


 合流出来たのが三体までという事だ。


 他は他の異形に倒されたか、コング兄弟達に撃破されたか。復活までには至ってない。


【黒猫】とネスティスが通る道で、新たな異形のヒントもあるが、ゴブリンの死体があるかも確認が必要になる。


「私もそれで大丈夫ですよ? 【道化師】様に迷惑を掛けるつもりはないですから」


 ネスティスは【黒猫】が自身を見た事で、【道化師】と別行動を取るのが嫌だと言うのでは? と勘違いしているようだ。そう思ってくれた方が助かる。


「そう言って貰えると助かる。ネスティスも【黒猫】の指示に従うようにしろよ。無茶な行動も駄目だ。逃げる時は逃げる。それを徹底するように」


 ネスティスのためというより、【黒猫】のため。スキルもそうだが、彼女の負担が大きすぎるのは確かだからな。


「勿論です!! 【黒猫】さんの足は引っ張りません」


 やる気はあるが、空回りしそうな感じはする。 


「勝手な行動さえしなければいいわよ。別行動時、合流地点ではお互いが来るまで移動しない。時間次第では、来ない方に向かう。出来るなら、叫ぶ方がいい?」


 どちらに危険が迫った時、助けに向かうか、求めるか。助けを求められる分、余裕がある状態ではある。何も言えない場合は……本当にヤバい時だろう。


「ちょっとした事でも呼ぶ方向でいいと思う。他の異形も聞きつけるかもしれないが、本当にヤバくなる前に対処すべきだ」


 俺なら迷いなく叫ぶ。勿論、道具で解決が無理な場合だ。


「【道化師】なら、迷いなく叫びそうだわ……って、言いたいところだけど」


【黒猫】も俺の能力を把握してない以上、何かあるとも考えてるようだが、前者が正解だから。


「【殺戮】が作った道を発見する前に異形を感知したら、そっちを優先。貴方にも来てもらうから。何が出来るは分からないけど」


「勿論。そっちを優先するさ」


 とは言ったが、何の情報もなしに戦闘はキツイ。弱点が分からなければ、何時遭遇しても同じ事か。

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