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ゴブリンは真似をする

「トロッコを使うのは人だけじゃないって事だ。ゴブリンもトロッコを使って、奇襲を仕掛けて来る事もある。多分、ハンターが何度も使っているので覚えた……いや、異界が覚えたのが正しいのか?」


「……言われてみたら、そうよね。進化もするわけだし、異形に影響を与えているのは確かだから」


 ゴブリンも人の真似をして、トロッコを使用する。ゴブリンは低脳だが、知識は持ち、人の真似する事は出来る。


 ただし、知識を継承する前にハンターが倒してしまう。


 そうなると誰がゴブリンにそれを教えるのかになると、異界になる。異形を生み出すのが異界だからだ。他にも理由はある。



「ゴブリンがトロッコをですか? ……怖いですね。段々と対策、応用されていく感じがして……」


 ネスティスは異界の恐ろしさを知ったようだ。


「そこまで至ってないわ。異界の進化も様々よ。そうなる前に異界を消す方法を調べないと駄目だとは思うけど」


「異界は宝の山でもあるからな。本部がどう考えてるか。国々にも利益をもたらしてるのもある」


 異界は危険ではあるが、国の発展にも貢献している。簡単にそれを捨てられるのかという話だ。


 異界が生まれた原因とされている異世界に入る方法さえ分かってないのが現状だ。


 それは【無法者】メンバーも同じだから、とやかく言う事も出来ないわけだが……


「【道化師】様達【無法者】は本部と仲が良くないんですよね。色々と噂が流れてました」


「あっちが俺達を厄介者扱いするだけだぞ。……それは今は置いておこう」


 ネスティスは勇者ともあって、本部に目をつけられている。俺達のせいで関係を拗らせるわけにもいかないからな。


 無理難題の依頼を出す時点でヤバいわけなんだが……


「すみません。それにしても……すぐに異形が現れるわけじゃないんですね」


 俺達は会話しながらも、分岐するところまで進んでいく。その間、ゴブリンの姿は見当たらない。


「コング兄弟達が同じ道を進んでいたのなら、何体かは倒しているはずだからな」


 先に来ていたコング兄弟達も異形の何体かは撃破しているはず。ゴブリンの数が減っていてもおかしくはない。


 とはいえ、異界のコアを破壊しなければ、異形は新たに出現していく。ある程度の時間は必要だが。


「でも、ゴブリンが倒された形跡……死体がないです。異形の死体はどうなるんですか? そこは疑問に思ってました」


 異形の死体はどうなっているのか。確かに何もしなければ、死体の山が大量に残ってるはず。臭いも更に不快になっていたかもしれない。


 映像にも死体がどうなるかまでは見せられてない。


「時間と共に消えるわね」


【黒猫】はそう答えるが、正解であり、不正解でもある。俺が持つ答えが正しいとまでは言えないが……

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