表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

72/231

【分身】ではなく、【ポイズンダガー】

「……俺だったら、【分身】のスキルは選ばない。【黒猫】は攻撃スキルとして、これが一番だと思ってるだろ?」


【分身】は盗賊スキルではなく、複合スキル。一つの職業では覚えられない。格闘家も齧ってるからこそ、【黒猫】も【我慢】のスキルがすぐに頭の中で出てきたんだろう。


【分身】 AP20

高速で動く事によって、【五体】の分身を生み出す。


 これは【黒猫】の【分身】の数が文章で表示されている。使用者全員がそういうわけじゃない。


「【分身】は攻撃と回避の一体化。残像みたいなものだよな」


「そうね。その分、ハイスピードで攻撃回数は増えるわ」


「けど、力を溜めれない分、攻撃力は減るわけだ」


 足に力を入れてる分、攻撃力ではなく、回数でダメージを取る事になる。集団戦や自分よりも弱い相手なら無双出来るかもしれない。


 ゴブリン相手なら問題なさそうだが……


「コング兄弟のドンドンの力は【黒猫】よりも強かったはずなんだよ。相手がゴブリンじゃなく、別の異形だった場合、【分身】はキツイと思う。APの消費もそうだが、体にガタつくだろ?」


【分身】は職業の複合スキルもあり、APの消費量も半端ない。それに体力も著しく減ってしまう。【キュア】一回だけで回復は無理なくらいだ。


 使用するタイミングを間違えれば、コア破壊に失敗どころか、全滅する恐れも出てくる。


「……今だとそうなるかも。否定しないわ。後は……あれか。勇者よりも目立つわけにもいかない」


「それもあるな。最悪、無視するしかなくなるわけだが」


勇者の映像は本部や協会だけてなく、宣伝のために全国に流される。


 そこで【黒猫】が【分身】を使うと、彼女の方が目立ってしまう。そのスキルを所持するのは一部の高ランクのハンターだけ。下手したら、変装しても正体がバレてしまう。


「攻撃スキルを選ぶなら、俺は【ポイズンダガー】を推すぞ。コスパも良いし、使いやすいだろ?」


「【ポイズンダガー】!? 確かにAP消費も少ないし、動きが鈍くなる事もない。結構使った事もあるし……アシストには適しているわけね。効果を選べないのが難点だけど」


【ポイズンダガー】 AP2

ナイフ系の武器に毒を宿させる。相手に【様々】な効果を与える。何度も与えると効果は蓄積もあれば、【別】の効果になる事もある。【一体だけでなく、戦闘終了まで継続】


【ポイズンダガー】は相手を状態異常にさせる。その効果はランダム。盲目あれば、痺れもある。体力の低下だけでなく、死に至る効果もある。当然、その場合は蓄積が重要になる。


 これはネスティスのアシストを考えると、一番適している。弱った相手にトドメをさせやすくするわけだ。


 彼女の耳に入らないよう、そこは省略するのは【黒猫】も分かっている。


 それに彼女が少し渋るのも理解している。異形にどんな効果が最初に出るか分からないのもあるが、レベルの高い異界になると、毒耐性を持つ異形も出てくる。


 それを考慮してるのだろう。とはいえ、【道化師】からすれば、【ポイズンダガー】が一番弄りやすい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ