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【道化師】の銀の箱

「俺の銀の箱はこの場所からでも異界に反応して、機能を使用出来るようになる。その機能も進化した結果だな。この箱には収納機能があり、持ち運びを楽にする事が出来る。最初は少量だが、今の状態だと二十は入れるか」


 異界探索を続ける事で、銀の箱に追加させる最初の機能が収納。


 銀の箱が大きくなり、物を四つだけ中に入れる事が可能になる。ただし、最初は異界にある物だけ。それを起動させるスイッチも箱に付け加えられていて、手元に呼び寄せる事も可能だ。


 次に協会の中でも機能するように。映像ではなく、銀の箱にある宝を取り出す事を可能にした。


 異界を出る時に別の袋に入れ替える必要がなくなったわけだ。


 続いてが反応出来る距離。銀の箱が異界を反応出来る距離が広がっていく。そうなれば、収納や取り出しが異界外で可能になる。早めに準備が出来るという事。


 その距離が一番長いハンターは誰なのか。それが【道化師】……俺だったりする。


【黒猫】が荷物を俺に運ばせるのも、それを知っているからだ。


「おおっ!! 本当に大きくなった。しかも、枠があって数字が割り振られてます!!」


 ネスティスの前で銀の箱が大きくなった。勿論、御者から受け取った荷物を入れるためだ。


 銀の箱は単なる箱じゃなく、仕切りがあり、分配出来るようにもなっている。しかも、彼女の言う通り、数字も割り振られている。


「こうしておけば、数字を言うだけで出し入れしてくれるようになる。戦闘中でもそれは可能だぞ」


 荷物は十の数字に入れておく。一から九にはポーションや戦闘に役立ちそうな道具を入れている。


 俺の場合、まともな攻撃手段はないからな。残りは他メンバーの道具を出す係でもあったわけだ。残りの十一から二十までは空。【廃坑】にある宝や素材を入れるでもいい。


「言っておくけど、彼の証を参考にするのは止めておきなさい。普通はそこまで使いこなせないから。数字を割り振るとか、戦闘中に道具の取り出すとか、普通のハンターはそこまで考えないわ」


「まぁ……これが出来るのも俺だけだから。箱もハンターの考えを理解して、成長するのかもな。可能性に過ぎないが」


 証の成長だけで、こうなるようになったわけじゃないからな。


 武器や道具もどんな物なのか説明がある。分からない物でも鑑定すれば、内容が分かるようになる。


 銀の箱もそうだ。どのように成長したか、文章化される。空欄箇所もあったりするので……


「貴女は……ネスティスはそこまで考える必要ないから。私の証の機能なんて、【道化師】の半分ぐらい……それ以下よ。収納も距離も全然。これでもハンターランクは上の方だったりするのにね」


「【黒猫】の言う通りだな。初異界で考える必要はないぞ。俺を荷物運びだと思ってくれるだけでいい」


 ネスティスは初の異界探索。説明する事が多すぎると、頭がパンクして、集中力がなくなってくる。


「そうね。ネスティスが気になるものがあれば、コイツに預けさせればいいから。勿論、私でも構わないからね」


「あ、ありがとうございます!!」


 ネスティスの証には収納機能はまだついていない。早ければ、今回の探索で付ける事が出来るかもしれない。

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