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身バレ防止案

「……うちのメンバーがすみません」


【廃坑】の地形の変化の原因は? 【殺戮】のあの映像を見たら、どの職員でも彼女が犯人だと口にするだろう。勿論、俺もそう思うだろうな。


 あの映像ではギリギリ耐えたとして、時間差で崩れてもおかしくない感じだった。むしろ、すぐに崩壊するのでは? と思うレベルだった。


「そういう事だ。勿論、今回必要なのは【殺戮】よりも【道化師】の方だぞ。彼女の場合、勇者諸共異形を一掃しそうだからな」


【無法者】のメンバーで、俺達以外と行動して駄目なのは【殺戮】→【卑怯】→【死天使】→【犠牲】の順だ。


 特に大多数の行動になると被害が余計に拡大する。【犠牲】はどのパーティーでも欲しいと思ってもおかしくはない。


 まぁ……【犠牲】にしても性格が難あり……という面があるのは確かだ。


「だとしても!! 俺や【黒猫】が一緒に勇者の映像に映るのは駄目でしょ」


【黒猫】に関しては勇者にOKを出してしまったけど、それはそれ。【道化師】と【黒猫】の二人が久し振りに映像に出れば、そちらの方が注目されてしまう。それはハンター側からすればだが……


「その問題も解消済みだ。今回の映像に関して、勇者の視点のみ。【道化師】と【黒猫】二人の映像は見せないとする。【廃坑】の情報の更新も、勇者からの映像があれば十分だ」


「俺達の映像が無くても、勇者の映像に出るのがヤバいんでしょ。ハンターマニアの俺じゃなくても気付くはずだぞ」


「変装すればいい。【道化師】の姿にならなければ良いだけの話だ。素顔で出れば、【道化師】とは思われないだろうが」


「……はっ?」


 思わず、驚きの一言が出てしまったぞ。


 ハンターは異界探索をするわけだが、その理由として、地位や名誉が欲しい、有名人や金持ちになりたいと様々。


 そのためには名前を知られる必要がある。二つの名はそのためにあるといっても過言じゃない。


 それと一緒に覚えて貰うためにはハンターの姿、見た目も重要になってくる。


 最初は無理でも、固定の姿が確立していき、ハンター自身のトレードマークが生まれる。


 新しい素材を手に入れ、装備を変えたとしても、トレードマークの部分はそのままにする。もしくは、その形にするように職人に依頼する。


 勿論、【道化師】や【黒猫】にもそれはある。マスクもそうであり、服装もそうだ。


「その手があったか……じゃないぞ!! 姿を晒すのは当然なし。新人ハンターならまだしも、ベテランであれば、俺達の動きで分かってしまうのは、お前でも分かるだろ」


 変装したとしても、動きの癖等で高ランクハンターにバレる可能性がある。


【無法者】メンバーであれば、俺の動きなんて一発で分かる。いや、逃げ回る姿は誰がどう見ても【道化師】でしかないのかもしれない。


「それにハンターとしてのプライドが……ある」


 ハンター【道化師】や【黒猫】としてのプライド。


「ないだろ? ないは言い過ぎか。お前の性格だと気にしてはいないだろ? 【黒猫】もそうだ」


 良い台詞だと思ったが、すぐにバレてしまったか。【道化師】の、ハンターとしてのプライドは全くない。あったら、臨時職員として働いてないから。

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