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依頼内容

「合ってますね。依頼内容はどうでしょうか?」


 普通なら【廃坑】のコア破壊だろう。【廃坑】の映像を最近見てなかったが、近々修復される話は出てていた。あれがどんな風になっているか。


 コアを破壊しても、異界の状態のまま。異形は修復が進むにつれて増え、異界で取れる宝もそうなる。


 だが、あれ以来一度もハンターが入る事はなかった気がする。俺が見てないだけなのかもしれないが。


 最後に【廃坑】のコアを破壊したのは【殺戮】。【無法者】メンバーで向かったのではなく、ソロとしてだ。


【殺戮】は女性。ゴブリンの襲ってくる数や勢いは半端なかったが、それを次々と魔法で撃ち殺していく。


 必要な素材、宝があったというよりも、ストレス発散? 本当の【殺戮】ショーだったからな。


 他のハンターが映像で見たら、ドン引きするぐらいに。これはネスティスには見せたくはない。見せたら、ソロで行くと言い出しかねない。


 あれは【殺戮】だから可能だったとしか言い様が無い。


 それが【廃坑】に行くハンターを減らしたわけじゃない。【殺戮】が原因なのは同じなんだが……


「【遭難者の発見、及び救助】です。【廃坑】に向かったハンターが戻らなくなったらしくて」


「これも間違ってはいませんね。【遭難者の救助】。救助する相手は五人。まだ生存しているので、安心を」


 なるほど。【廃坑】にした理由は、人命救助の方が映像になると考えて、急遽変更したのかもしれないか。


 ハンター達が生存している理由は、ハンターの証である銀の箱。


 銀の箱によるハンターの映像が途切れた事で、遭難扱いになったんだと思う。ただし、その持ち主であるハンターが死ねば、箱が壊れていたとしても自動で戻る事になっている。


 俺もそれを一度見た事があるから、事実ではあるのは間違いない。勇者に死体回収をさせるわけにもいかないだろ。


 所長は救助すべき五人のハンターの写真をネスティスに見せる。勿論、俺もそのハンター達を確認。


「写真までは確認してなくて……五人もいたんですね」


「その内の二人はソロ……ハンター達の依頼人と呼ぶべきか。職業は商人と学者だ。ランクも1に過ぎない。異界に入るためだけに、ハンターの証を得たんだろう」


 所長が指差した二人に関して、俺も知らないハンターだ。護衛を付けて、自身のレベル以上の異界に見に行く奴もいる。


 依頼人も多少は異界探索を知るはずであり、護衛はそれに見合ったハンターを選ぶはず。


 残りの三人。護衛として選ばれていたのは、俺が知っているハンターだ。直後会ったわけじゃなく、ハンターマニアとしてだが。


【コング三兄弟】というパーティー。


 その名の通り、兄弟でパーティーを組んでいる。それも最近出来たパーティーだ。全員が職業が近接系、筋肉……素手での格闘技を使う。


 長男のドンドンはランク5。次男、三男はランク2だったか? ドンドンは基本的にソロだったが、弟達の育成のためにパーティーを組んだのだろう。


 ハンターマニアの俺として、彼の名言(迷言)が気にいってる。【俺はゴリラのようになりたい】と。


 最強のハンターでもなく、最高の格闘家でもなく、ゴリラ。


 ドンドン曰く、ゴリラは伝説の生き物らしい。俺も気になって、本を調べみたけど、コレになりたいのか……と人それぞれだと思ったぞ。


 それに前みた時よりも、写真の彼等の姿はゴリラに近付いているようだが……異形ではないと思う。


 今回、それは関係ないはず。それよりも今の時点で違和感がある。

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