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「準備は良いみたいだな」


【黒猫】は【キュア】を自身に使い、ネスティスはポーションを飲んだ後、戦闘の構えを取った。


「弟達よ!! 存分に楽しんでこい!!」


 ドンドンの叫びで、弟達の体は二人の元へと伸びていく。


 弟達は両腕を取り戻した事により、噛み付きや締め付けだけでなく、拳による接近戦、格闘家本来の攻撃を可能とした。


 安易に弟達に近寄らせれば、相手の思う壺だ。


 ネスティスは【剣刃】の構えを選ぶ。鞘に入れず、刀を出した状態。


「【剣刃】か。戦士の基本スキル。私だけでなく、弟も知っているぞ。一番最初に出したのが最速。鞘の出し入れの違いだけで、僅かなスピードの変化がある。それを避ければ問題なしだ」


 ドンドンは手を出さなくても、アドバイスを出す。しかも、刀を鞘に入れなかった理由も把握している。


 弟はドンドンのアドバイスを活かし、ネスティスが【剣刃】を放つタイミングを窺い、それを避けた直後に距離を詰めるつもりだ。


 ネスティスは警戒されてるのを分かっていながらも、【剣刃】を放った。


「おうおうおう!!」


 弟は【剣刃】に怒声を上げた。


 その【剣刃】の速さは最初の【剣刃】と比べて、半分……それ以下の遅さだった。


 それにタイミングを計った状態では簡単に避ける事が可能。その遅さは相手を馬鹿にしているとさえ、思わせる。


「おぅ!?」


 ただし、それが一刃だけだった場合だ。


 ドンドンは弟も【剣刃】のスキルを知っていると言っていた。つまり、真空刃が一つだけだと。


 回避したと思われた直後、自身の目の前に真空刃が来た事に驚きを隠せない。


 弟はネスティスに詰め寄るタイミングを狂わされる。


「待て!! どんな熟練者でもそこまで早く連続でスキルを発動するのは無理なはずだ」


【真空突き】が【真空三段突き】に昇華したのなら、【真空突き】はスキルから消えてしまう。


 スキルの進化、昇華した事により、パラメーターからは表示されなくなり、そう思わせている。


 ネスティスの【剣刃】が昇華していたとするなら、二つの刃が最初から飛んできていたはず。


 ドンドンだけでなく、弟にとっても予想外に誓いない。


 予想外ながらも、二つ目の刃のスピードも遅く、回避に成功。


 そこまではすると、俺も思っていた。


 だからこそ、俺はネスティスの【剣刃】をこう書き換えた。


 APの変化はなし。【五秒】→【十秒】 【一振り】→【三振り】 威力【八十%】→【三十】【三十】【二十】 真空刃【一つ】→【三つ】


 ネスティスの限界を越える【修正】は出来ない。スキル内で帳尻を合わせる。

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