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疑惑

「貴方達の力を疑ってるわけじゃないわよ。規格外のスキルを所持してるんだから」


【黒猫】は【無法者】と行動した事がある。メンバーの能力を目にしてる分、映像に嘘がない事は分かってる。


 それに【黒猫】が美人秘書アカネだったら、簡単に映像が偽造出来ない事は知ってるはずだ。


 可能とするなら、ハンターではなく協会側。俺の正体を知ってるから、【黒猫】も疑ってるのかもしれないのか。実際、俺は何もしてない。


「第二に【殺戮】は帝国から離れている。別の国にいるはずだぞ」


【無法者】メンバーは各自別行動で、帝国から離れている。別国での【殺戮】の異界映像も残っているはず。


 帝国に戻ってきていたら、俺に会いに来るはずだしな。


 俺に知られなくないのなら、帝国内の異界で実験をするとは思えない。俺が帝国から動く気がない事を彼女は知ってる。


「アイツにとって、これが一番理由になるんだが……【殺戮】が興味を示すのは魔法であって、異形じゃない。異形の一部を魔導具にしても、異形同士を組み合わせる事なんて、どうでもいいと思ってるはずだぞ」


 異形が見た事のない魔法を使ったとしても、【殺戮】はその異形を調べるだけで、合体させるつもりなんて毛頭ない。


「……悪かったわね。確かに彼女は魔法と貴方……【無法者】メンバーしか興味がなかった。そういう奴なのを忘れてたわ」


【黒猫】は【殺戮】がどういう人物なのかを思い出したようだ。興味がない事は、覚えようとしない。


 所長もそうだが、【黒猫】の存在を何度も忘れたぐらいだ。異界から魔法関連の道具を手に入れて、それを【殺戮】に渡した事でまともに認識してくれた経験がある。


「そうなんだよ。コア破壊もそうだが、同化の実験が【廃坑】で行われていたのかも調べてみるべきだな」


「本当にそんな事が起きていたならね。それも何時から始めたのか。異界内で実験をするなら、コアキーパーをものともしない奴って事よ」


 まともな奴なら異界で実験をしようとはしない。コアキーパーや異形を全く気にしないどころか、同化素材として使っているのだからな。


【殺戮】に関しては否定したが、しそうな奴が【無法者】にいる。勿論、【黒猫】に言うつもりはない。


【廃坑】には【殺戮】が行っただけだ、彼女が向かったわけじゃない。ソロで行った事もないはずだ。


【死天使】。【卑怯】と【殺戮】よりはマシな性格だが、ある事に関してはヤバくなる。


 彼女は職業が神官であり、回復魔法や神聖魔法の使い手。そんな彼女にはある目的、目標がある。


 誰も成した事がなく、教会において禁忌されてる。死者蘇生。


 回復魔法に死者蘇生はなく、未だに発見されていない。神に背く行為だと禁止されている。


 それを【死天使】は探している。それも魔法には拘っていない。


 ゴブリンが死体であって、虫型と同化する事で息を吹き替えしたのなら、死者蘇生の一歩になるかもしれないわけで……

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