黒巫女召喚士と暴食之悪魔 ㉖
ベルゼブブがレーヴァテインを縦に一閃させて黒紫の斬撃を放つ。
地面を抉りながらこちらに飛んで来る。
イサちゃんが間に入り盾を出現させて防いでくれる。
マナちゃんを跳躍で跳び越えて着地し、ベルゼブブに向かって地を蹴り接近する。
ベルゼブブの目の前に来たら刀を振るう。
ベルゼブブは跳躍して躱し、ベルゼブブが空中に居る時にレーヴァテインを振るう。
ベルゼブブの方に前進してレーヴァテインの軌道から外れて躱す。
刀を斜め上に振り上げて膝の心臓に攻撃する。
レーヴァテインを下に動かして刀を防がれる。
「グッ」
重力を利用して力を加えるベルゼブブ。
片手だけでは押し潰されそうなので刀身に左手を当てて力を加える。
そでも尚ベルゼブブの力が加わり膝がガクッとなり、足がズルズルと少し後ろに滑る。
一方ランスロット。
『グハハ、神の使徒よ。貴様が崇める神は一体なんだ?』
「ふん、下んな。我々は神等崇めぬ。神は困っている時に手を差し伸べない。神はどちらの味方でも無い。神は要らぬ。我々が崇めるのは、我々に手を差し伸べてくれる天使様達だ」
『成程、貴様らは天使教か』
『天使教』それは天使を敬愛し崇拝し信仰するNPCのみで構築された教会である。
規模が大きく三大教と呼ばれる『NewWorldFrontier』における最大規模の教会の一種である。
聖騎士団等のNPCメンバーもレベルが高く強い。
そんな天使教の聖騎士団団長であるランスロットの実力は『NewWorldFrontier』世界ランキング上位に同等以上。
『まぁ、すぐに終わるさ』
「そうだな。すぐに終わる」
ランスロットは剣を構えて、上位悪魔は右手を前に突き出す。
『【デモンファイア】』
「【聖なる剣】」
黒い炎が上位悪魔の手から放たれ、ランスロットの剣は金色に輝き炎に向かって振るう。
金色の剣筋が見える速度で振るった剣は斬撃を生み出して炎を切り裂いて上位悪魔に接近して行く。
『流石と言っておこうか』
上位悪魔は横にステップして斬撃を避ける。
上位悪魔が少し目線をランスロットから外した瞬間にランスロットは上位悪魔に接近していた。
『ッ!』
気づくも既に遅い。
ランスロットは既にスキル発動の準備を終えている。
「【悪魔断罪の剣】」
左下斜めから右上斜めに向かって神々しい光を放つ剣を振るう。
上位悪魔は間とは言えない一瞬の間を於いて思考を整理してバックステップ。
しかし、それでも動きが遅く肉体を深々と切り裂く。
『グハァ、な、なんだ、これは?』
「それは痛みだよ。精神生命体である悪魔のお前は初めて味わったか?悪魔は死んでも魔界で復活するからな⋯⋯魂がある限りは」
『ま、まさか、お、お前!』
「この剣、アロンダイトは壊れぬ、そして聖なる力が強ければ強い程鋭くなり、そして悪魔には最大の武器となる」
『⋯⋯』
「攻撃するのは魂その物、お前で一体何体目だろうな。完全に葬る悪魔は」
『黙れよ人間如きがッ!』
「人間⋯⋯こっちはな、既に歳は3桁言ってんだよ」
ランスロットは人間の次の存在である聖人、そのさらに先の仙人となっている。
仙人のNPCは不老の体となり永遠の寿命と成る。
アロンダイトは魂を攻撃する事が可能であり、刃こぼれしない上に破壊不可能、信仰心に応じて強さが増す。
「【聖剣】【ブーストスラッシュ】」
『【シールド】』
上位悪魔は半透明の結界の盾を顕現させるがそれすらもパンをスライスするかの用に柔らかに切り裂いて上位悪魔に攻撃を仕掛ける。
大きくバックステップで距離を取る。
「【超縮地】」
【縮地】の上位版の【超縮地】を使って上位悪魔にすぐさま接近してアロンダイトを振るう。
上位悪魔は炎を生み出して形を変えて剣を形成しアロンダイトを防ぐ盾の変わりにする。
さらに【シールド】の結界を張り防御力を上げる。
【ブロック】【硬質化】を利用して自身の防御力も上昇させる。
「無駄だ【ブースト・改】」
STRのみの強化を行い結界の盾を切り裂き固くなった肉体を切り裂き腕を吹き飛ばす。
ランスロットは踏み込み重心を整えて刃を返し剣を振るう。
そして上位悪魔の胴体を斜めに切断する。
『な、んだと。に、げん風情に』
「さてと」
上位悪魔からは注意を外し興味を無くして仲間達の援護に向かう。
他の使徒達は悪魔達の戦っている。
中には傷を負ったり、腕を切り落とされてる人も居た。
だが、この世界では回復魔法さえ使えば欠損部分は再生可能だ。
1番最悪なのは死ぬ事だ。
現在仲間の死体は無い。悪魔は減って無い。
仲間達の武器は聖武具となっており魔なる者に対しては特攻を持つのだ。悪魔と言う精神生命体であっても変わらない。
なのに中級悪魔は愚か下級悪魔すら倒せて居ないのだ。
そこに対してランスロットは少し青筋を浮かべる。
「これは、特訓メニュー変更だな。もっと頑張れ!【聖騎士団団長エリア】」
金色のエリアがランスロットを中心に広がる。
その中に入った聖騎士達の動きが変わる。
「行くぞ!気合いを入れろ!」
ランスロットは聖騎士達を鼓舞する。
一方私は。
レーヴァテインと刀を交わらせて居た。
刀とレーヴァテインが衝突する度に火花と金属音を響かせる。
互いに後ろに下がり、イサちゃんがベルゼブブに接近して爪を振るい膝を攻撃する。
レーヴァテインで防ぐが、ベルゼブブの横にマナちゃんが突進して来る。
ベルゼブブは左手でマナちゃんを止めようとするが、マナちゃんは途中で停止して足を振り上げて蹴る。
左手が少し上に上がりその隙にネマちゃんが潜り込み膝まで少しジャンプして爪を連続で振るう。
マナちゃんにはハクちゃんの攻撃バフが掛かっている。
「巫女の舞、第五節、【速龍の舞】」
足に力を込めて体が前に倒れる感覚に苛まれながら、タイミングを見て前進してベルゼブブに接近して移動のベクトルを攻撃に移して高速で刀を振るい膝の心臓に斬撃の痕を与える。
ベクトルをそのまま利用する。
「巫女の舞、第一節、【四天竜の神楽】」
回転して斬り痕を与える。
「ガル!」
イサちゃんの尻尾である蛇に首根っこを掴まれてバックステップする。ネマちゃんはイサちゃんに口で首根っこを掴まれている。
マナちゃんは上空へと飛んでいる。
『【ダークネスリングカッター】』
黒紫の円が顕現して私に向かって放たれた。
⋯⋯あの輪っかに刀を入れた止められないかな?
『無理だろ。普通に攻撃当たるし位置的に首だからワンパンされるぞ。しかも生首生産する事に成るし』
よっし、頑張って避けてね!
『言われなくても』
【風足】を使い、形代を取り出して【竜巻】を使い、【風走】を使い竜巻に乗って上空へと行く。
そしてマナちゃんに回収して貰う。
そして、黒紫の輪っかは私達に向かって向きを変える。
「予想通り過ぎる!」
ランキング分け。総合、職業系統です。種族は無いです。
双鬼と忍者はアサシン系です。黒巫女は魔法士系(ヒーラー等も含む)です。
総合ランキング上位13までは四次進化を終えてレベルカンストしてます。上位3名はユニークな進化をして限界を超えてます。ランキングは100位までありますが、モフリメンバーにランカーはいません。




