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超ゲーム初心者の黒巫女召喚士〜動物嫌われ体質、VRにモフを求める〜  作者: ネリムZ
黒巫女召喚士とその仲間達のクラン劇
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黒巫女召喚士と十字架の魔女その1

 マナちゃんに飛び乗り飛び立つ。

 マナちゃんと一緒に特攻する。サトシさんは自分で飛んで行く。

 アルさんはフェンさんのアシストをしながらフェンさんが遠距離から魔法で攻撃する。

 エルフのお姉さんは弓矢での遠距離攻撃だ。

 フランちゃんに特攻するのはサトシさんと私達3人だ。


「焼け【プロミネンスブラスト】」


 4つの魔法陣がフランちゃんの周りに展開され、それぞれからレーザーが放たれる。

 私の背中にネマちゃんが居るので私が攻撃を受ける訳にはいかない。

 そもそも攻撃を受けるつもりは無い。

 2つは私を狙い、1つはサトシさん、最後にフェンさんを狙っている。

 互いに躱しながら私達も躱していく。


「妖術⋯⋯は無理そうだね」


 深淵や漆黒の妖術なら届くが、魔法で掻き消されるだろう。

 マナちゃんにしがみつかないと落とされる。

 減速したり増速したりしてレーザーを躱していく。


「ギャラー」

「マナちゃん待って! 魔法を打っても意味が無い。言いたくないけど、魔法の威力だと、この場の誰よりもフランちゃんの方が強い」

「ギャラ」


 マナちゃんには躱すのに専念して貰いフランちゃんに接近する。

 矢は魔法で掻き消され、1つのレーザーとフェンさんの魔法は同じ威力だった。

 バフとデバフで能力が強化されているのにだ。


「皆さん! 今は味方にもデバフが効きます! 味方にもデバフを打ってください!」


 同じパーティかクランの場合はデバフは味方に与えられない仕様である。

 だが、そんな法則をねじ曲げる事が出来るのが今のココだ。


「【サイクロンバースト】」


 フランちゃんを中心に広がる球体型のエリア。

 嫌な感じかしないので範囲外まで飛ぶ。

 フェンさんも魔法を打つのを辞めている。


 その魔法が収まったのと同時にサトシさんがフランちゃんに急接近した。


「切り裂け! 【断罪のつるぎ】」

「⋯⋯私に、裁かれるような罪は無い」

「なっ!」


「嘘!」


 サトシさんの斬撃スキルの1つが、弾かれた。

 魔法を使っている訳では無い。

 生身で、肌で、細く綺麗な腕で弾かれたのだ。

 腕を動かす事の出来ないフランちゃんは指を動かす。


「マナちゃん!」

「ギャラー!」


【加速】してサトシさんを回収する。


「【日柱】」


 天井まで登る火の柱。

 しかし、その熱は尋常な物では無かった。

 熱いと思える程に熱を秘めていたのだ。


「助かった」

「はい。どうして効かなかった分かりますか?」

「さっき「私に裁かれる罪は無い」と言った。【断罪の剣】には潔白で聖なる者に対しては効果を大幅に失う効果がある。十字架ロザリオの魔女はそれに該当すると言う事だ」

「そうですか。仲間を失う訳には行きませんからカルマポイントにも頼れませんね」

「スキル内の憲法に違反している事をあいつはしていないからその点も意味が無い」

「分かりました」


「どうして、【マジックサンシャイン】」


「マナちゃん!」

「ぎ、ギャラー!」


 小さな魔法陣がいくつか展開され、規則正しく放たれる。

 その小さな隙間、避ける事の可能な場所をマナちゃんが縫うように通って行く。

 だけど、サトシさんの翼までは無理だった。


「済まない。俺はそろそろ降りる。頑張ってくれ」

「当然です。私もそろそろ独自に飛びます」


 近接で戦うのにマナちゃんの上に乗って戦うには不利だ。

 私も飛ぶ事は可能である。

 ナミが来てから飛ぶのも上手くなった。レイシアさんとの修行の元、飛行戦闘も練習していた。

 ある程度は戦える筈だ。

 その為の剣術も授かっている。


「マナちゃんは躱しながら魔法を放って。出来るだけ全力で」


 マナちゃんのMP回復速度は尋常じゃない。

 全力の魔法を放っても数秒で完全回復出来る。

 私はMPを気をつけながら戦うけどね。


「師匠、お借ります」


 故に、【飛翔】を使っての戦闘は避けたい。

 MPを消費しながら飛んで戦うには私の戦闘スタイルには合わない。

 私は巫女だけどやっている事は殆ど魔法剣士だ。

 MPも需要。

 そこで師匠に飛行可能の霊符を貰って来た。

 既に使わなく成った物らしく、貰った時はホコリを被っていた。

 それを私は解放する。


「飛翔の風、解」


 風系の妖術である。

 しかし、霊符にするには上位霊符が必要となっており、私がギリギリ扱える妖術。つまりはある程度成長した後に入手出来る妖術だ。


『ふむ。練習の為に何回か使ったが、【飛翔】よりも断然、使いやすいな』

『わたしは飛んでいるだけで違和感しかないんだけど』

『それでもやるしか無いだろ! この体は既にお前が操ってんだからさ!』

『わーてるって。あんまり戦いたくないけど』

『それは同意だけども、だけど何かさ。変だろ』

『あぁ、そうだな変だ』


『凄く見栄えが悪い』『凄い嫌な感じがする』


『『は?』』


『アタシはあれだと戦い難いと思う。魔法の制御は上手いけど、どうして戦う時に十字架あれが必要なのかが分からない』


『確かにな。だけどわたしは変に嫌な感じがするんだよ。具体的には言えないけどさ』


 そんなのは後で良い!

 まずは何処を狙うかだよ!

 サトシさんは正面から行くようだから背後から行こう。

 十字架に攻撃しても意味あるのか分からないけど。


『了解』


「飛天鳥雷流、飛来の太刀」


 加速し、背後に周り空を蹴って十字架に接近し、刀を振るう。


「合わせる! 【超加速】【ソードムーブ】【スラッシュ】」


 縦に十字架に一閃する私に対してサトシさんは横薙ぎの斬撃である。


「流石は私の友達だね。だけど、そんなあっさりはいかないよ。【プロテクトシールドマジック】【ブロックムーブ】【アイスドーム】」


 フランちゃんは自分を氷の球体で覆い、互いの斬撃を防いだ。


「火の精霊よ! 我が矢に貴方様の聖天たる火種を! 風の精霊よ! 我が矢に風を纏わせ可の者を貫く力を! 【アーチャーショット】」

「フェン、逆接の氷結!」


 矢と魔法が放たれ氷の球体に命中する。

 氷が溶けて行き、矢がフランちゃんを貫く⋯⋯事は無かった。

 氷の球体の中に結界の盾があったのだ。


「耐えられると思ったけど、精霊は本当に厄介だ。しかも、この霊力は上位精霊か」


 そう言えば、フランちゃんは精霊魔法を使わないな。

 どうしてか分からないけど、こちらとしてはありがたい。

 氷の球体は溶けた。残りは盾のみだ。

 今妖術は5つ同時に構築して展開できる。

 だけど、そんなにしたらMPがすぐに終わってしまう。

 だから、2つに収める。


「深淵弾、展開」


 2つの深淵の弾をフランちゃんに向けて放った。


「【ブレイクソード】」


 サトシさんもフランちゃんへと攻撃を仕掛ける。

ユミル様「作者よ。何故フランは精霊魔法を使わない?」


作「ネタバレになりそうなので最強スキル黙秘権を行使する」


ユミル様「それが1番のネタバレ説。じゃあ十字架ロザリオの魔女の勝利条件は? あれって簡単には勝てないだろ?」


作「30分間生き残り第2形態と成る。その次に相手のHPを30パーセントまで削ると第3形態、1時間生き残ればクリアです。地面に降りる事は無く、地割れ等の即死魔法を第2形態は連発して来ます。第3形態は秘密。どうせ出ないけど」


ユミル様「ふむふむ。フランちゃんは?」


作「それは秘密ですけど、即死魔法は使いませんよ。多分」


ユミル様「最後に評価やブックマークの登録をしてくださると喜びます。お時間を使わせて頂く事に成りますので、本当にしても良いと思った方だけお願いします」


作「感想もお待ちしております」



作(ねぇねぇこれってシリアス的な場面でもやるの?)


ユミル様(気分)


作(シリアス場面でこれは冷めるだろうに)


作「最後にですが、ちょっとした理由で休載するかも知れません。2日連続で投稿が無い場合は休載したんだなと思ってください。休載してもすぐに復活する予定ですが⋯⋯最後に宣伝ですが、同時刻にローファンタジーで新作、ダンジョンスクールを投稿します。是非良かったら読んで見てください」

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