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聖なる薬草タンポポ様  作者: リィズ・ブランディシュカ
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04 タンポポは食料



 やがてあまりにも色々なところで急に見かける様になったために、多くの人がタンポポについて調べる事にした。

 さまざまな研究家が注目し、とんでもない植物に違いないと噂した。


 実際タンポポは様々な可能性を秘めた植物だった。


 数の多いタンポポは、食料の代わりになった。

 

 とある実りの少ない地域では、凶作が続いていた、人々や動物が食べられる食料が少なくなっていた。


 しかし、多くの人々が生命力の強くて、繁殖力の高いタンポポの丈夫さに気がついた。


 そして、タンポポを育てて、たんぽぽを食料にしてみようという動きが高まった。


 他の作物が取れないような痩せた土地でも、タンポポは丈夫に育ったし、毎年多くの種を作って繁殖した。

 

 人々は美味しいタンポポの食べ方にすっかり詳しくなって、土地ごとにタンポポの郷土料理が生まれるほどになった。


 凶作だった所でもそれは同じで、食べるものがなくなった人々は、実りの少ない季節のなかを何とかタンポポで食いつないでいった。


 苦しい時期を過ごした人達が、再び豊作の時期を迎えた時、タンポポは聖なる特別な薬草としてあがめられる事になった。




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