第三章
それから暫く、休む時はいつもの部屋のベットじゃなくリビングのソファーを使っていた。
そして約束のお店の定休日が来て唯は朝から張り切って声をかけてきた。
「さぁ、休日です。約束通り大掃除を始めます」
「な、なあ二人とも仕事で疲れてるんだしせめてあの部屋だけにしないか?」
「駄目です。私が住むからにはどこであろうと綺麗にします」
彼女の決意は本物でこれ以上妥協案を出しても聞かないだろうな
諦めて指示に従うことにした。
「わかったよ。どこから掃除すればいいんだ?」
「とりあえずあの部屋のダンボールを出しましょう。ってわけでお願いします」
「俺が一人でやるのか・・・」
「颯太さんが押し込んだんですよね。大丈夫運び出したら中は私が掃除しますから」
「やるしかないか」
そのまま一時間ほどかかってダンボールを運び出し終わりそれぞれ分担して掃除を始めた。
「さて、これをどうしようか。中身をあの部屋に飾って後は片付けるか」
あの部屋とは俺が色々なフィギュアや同人誌を保管してるもう一つの部屋のことだ
大抵あの部屋に片付けてるが時間がなかったために飾る時間がなかったのがまずかった。
そんなわけでその部屋に入り集中して飾ったり同人誌を片付けたりしていたら
気づかなかったが唯がリビングで呼んでたらしい。
「颯太さんこっちは大体片付きましたそっちを手伝いましょうか?って聞こえてないのかな。
あれ、あのドア開いてなかったようなあの中かな。
それにしても聞こえないくらい集中するって何してるのかな。ってこれは・・・」
「ん・・・って唯何でここに」
「いや、さっき声をかけましたよね。手伝いましょうかって、
それよりこれは何なんですか、颯太さんってオタクだったんですね」
唯は周りにあるフィギュアや同人誌を見てそう言ってきた。
「あ~ばれたか、誰にも言うつもりはなかったんだが、
と言うか軽蔑しただろこんなにたくさん集めてるなんて」
そう言うと唯は当たり前のようにこう返してきたんだ。
「ん~そうですかね。人の好きなものは人それぞれですよ。
軽蔑なんてしません。それよりも私にも色々と教えてくださいよ」
「え・・なんで?」
「これを見ていたら私も何だか覚えたいと思ったのと
颯太さんが好きな物なら好きなりたいって思ったからですからかね」
「そう言う事なら教えようかなとりあえずはリビング片付けようか」
リビングに片付けてなかったものを見てそういった。
「そうですね。それからでも色々と教えてもらえますからね」
そうして二人でリビングの片付けをして興味があると言うから
唯に色々と教えてあげることで休日はすぎていったのだった。