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Coulones  作者: 謎のX
第1章 転入生の秘密
3/4

003 ルームメイト

神野さんと別れて寮に足を踏み入れた俺は、管理人への挨拶を手短に済ませて割り当てられた部屋の前までやってきた。

「427号室・・・ここか。それにしてもすごい番号だね。」

誰が聞いているわけでもないが、思わず溜息をついてしまう。

4の文字が逆転しているのはせめてもの慰めだろうか。

これはこれで中国人が見たら卒倒すると思うが・・・。

部屋の前でボヤいていても仕方ないので、管理人から受け取った鍵でドアを開け――ようとしたところで中に人の気配があることに気づく。

そういえば、部屋は4人1組だと言われていたな。

そのまま鍵を開けて入るべきかを一瞬だけ考えて否定し、俺はインターフォンを鳴らした。

ちなみに、現代においてもドアをノックするという習慣は残っているのだが、外と接する扉は防音されている場合が多いため、コミュニティの内部でしか使われないのが一般的だ。


チャイムに対する返事は予想していたよりも早く返ってきた。

「ああ、今日から同室する人だね。入り給え。」

そう言って、中のルームメイト(予定)はすぐに室内端末を操作して鍵を開けてくれた。

端末を所持していないため、俺の素性は室内モニタには表示されていないはずなのだが、俺が端末を受け取っていないことを事前に聞かされていたのだろうか。

もっとも、仮にそうだとしても防犯の観点からはあまりお勧めできない判断だ。


部屋に入ると、正面の談話室らしき部屋に2人の男が座っていた。

左側の男はガタイの良い老け顔の巨漢で、部屋着であろう甚平を羽織っている。

ルームメイトは2人とも同級生だと聞いていたのだが、この男はとても同年代には見えない。

右側の男は綺麗な長い白髪が特徴的な細身の長身で、上品な淡紫のシャツに身を包んでいる。

端正な顔立ちとも相まって、貴族的な雰囲気を醸し出している。

「はじめまして。今日からお世話になります矢島光一です。」

ひとまず彼らに挨拶すべく、俺はそう言って一礼する。

軽く一礼したつもりが堂に入った10度の敬礼になってしまったのはご愛嬌だ。

「同級生相手にそんなに畏まらなくてもいいだろう。オレは硤合(そあい)力也(りきや)、専攻は生体能力者コースだ。力也と呼び捨ててくれればいい。」

「私はエドワード=サーガ、流体能力者コース専攻だ。エドワードで構わない。」

左側の男、右側の男もそれぞれ名乗る。

「わかった。よろしく。力也、エドワード。俺のことも光一でいいよ。」

「おう。」

「承知した。」


「さて、互いの名乗りも済んだところで、時間も丁度良いことだ。自己紹介の続きは一緒に夕食でも摂りながらと思うのだが、いかがかな?」

エドワードがタイミング良く提案する。

見た目だけでなく言葉遣いや仕草までそこはかとなく西欧の貴族を思わせる。

実際にそういう出自なのかもしれないな。

地瀬学園は国立能力者学園の中で唯一留学生を受け入れている機関であり、地位のある方も何人かは在籍しているという話を聞くので、ありえない話ではない。

いずれ真相を訊いてみようと思いつつ、俺はひとまず彼の提案に返事を返す。

「ああ、特に予定は入ってないよ。」

「オレも問題ない。時間がちと早いが、あと30分もすれば混み始めるだろうしな。」

力也の視線に釣られて談話室の壁掛け時計を見ると、短針が18の文字を指そうとしているところだった。

「確かに少し早いね。ま、俺はいつも7時くらいだしあまり気にしないよ。」

適当に相槌をうちながら、俺は密かに24時間表記のアナログ時計が気になっていた。

こんなものがあるのか、後で売っているところを探しておこう。


「とりあえず、荷物をプライベートスペースに放り込んできたらどうだ?」

時計に心を奪われていた俺だったが、力也の声で我に返った。

「そうだね。えっと――」

「君の部屋は入り口に向かって左手の上段だね、そこのSDEで上がるといい。」

エドワードが指した場所を見ると、室内用のSDEが設定されていた。

SDEとはShort Distance Elevatorの略で、読んで字の如く(表意文字でない英語にもこの表現は妥当なのか?)短距離を移動するための簡易型エレベーターだ。

平板が上下に移動する構造であり、エレベーターというよりはリフトと言った方が近いのかもしれないが、慣習的にSDEと呼ばれている。

地域によっては、SDEよりも発音しやすいという理由でSELという略称が用いられる場合もある。

フロアの一部を上下に分割して空間を有効利用することが主目的だが、土地が狭く地価が高い日本以外ではあまり需要がなく、海外ではさほど普及していないらしい。


俺はSDEを操作して部屋に入り、荷物を置くとすぐに彼らの元に引き返した。

「鍵は掛けなくてもいいのか?」

端末を操作する挙動が無かったことを不思議に思ったのだろうか、力也が訊ねてくる。

「端末がまだ支給されてないからね。服と日用品くらいしかないから盗られて困るものではないし、今日のところは構わないよ。」

部屋に入るときの応対から考えて、話は通っているものと思っていたのだが、違ったのか?

そう思ってエドワードの方を見る。

「私は説明したよ。」

「そういや、そうだったな。」

どうやら先程、神野さんに説明したのと同じ話を繰り返す必要はなさそうだ。


寮を出ると、2人は周りの建物を説明しようとしてくれた。

親切なルームメイトのようで喜ばしい限りだ。

・・・ではあるのだが、俺は先程まで同じ説明を神野さんから聞いていたわけで、全く同じことを間を空けずに二度も聞くのは拷問でしかない。

さりとて、聞き流すのも失礼というものだろう。

迷った結果、俺は思い切って説明を断ることにした。

「ごめん。実はさっき、寮までの道を案内してもらった子に一通り聞いたんだ。」

「それは失礼。ところで、「子」と言うからには中等部の生徒か、あるいは女子生徒かな?学外の人は普通、寮の場所までは知らないだろうからね。」

エドワードは気を害した様子もなく話題を変えてくれた。

それ自体は喜ばしいことなのだが、そこにツッコミが入るか・・・中々に鋭いな。

もっとも、特に隠す理由があるわけではないが。

「まぁね。神野一子さんって子。同学年らしいから、もしかすると2人も知ってるかな?」

知り合いなら話の種くらいにはなるだろうと判断し、名前を出してみることにする。

力也が答えを返すまでは一瞬だった。

「そりゃ、2年の学年主席だからな。」

「・・・はい?」


「2年に限った話ではないよ。地瀬学園中学に入学してから4年半の間、神野嬢は一度もその座から降りたことがない。学園始まって以来の才媛と言われていたりもするね。」

エドワードが補足する。

さっきまで話していた彼女のイメージとギャップがありすぎて、もしや俺はさっきまで白昼夢を見ていたのではないかとすら思えてきた。

「冗談・・・じゃないんだよね。」

「ああ、全部本当だ。性格には似合わんことこの上ないけどな。」

力也が最後に付け足した一言のお陰でようやく現実を認めることができたというのは、何とも彼女に失礼な話だった。

もっとも、彼女自身も「いつも言われてる」と言っていた通り、同じ感想を抱くのは何も俺たちだけではないらしいが。


「ちなみに、どこまで本当か分からん噂も沢山流れてるぞ。来年には飛び級して大学に入るとか、既に研究棟に個人研究室があるとか、研究所への内定が決まってるとか、あとは、国家研究員と兼業してるなんて話もあったな。」

「薬物でドーピングしているとか、遺伝子操作で脳の発達を制御されているとか、能力でドーパミンや電子を制御して思考を加速しているとか、そんな噂もあったね。」

力也とエドワードはさらに話を続ける。

が、俺は根も葉もない噂話にまで興味があるわけではない。

「有名人だったんだね。」

苦笑して適当な相槌を打ちつつ、俺は「噂話が信憑性の降順になっているように思えるが、狙ってやったのか?」などと益体もないことをぼんやりと考えていた。


そのうちに、生活棟の前に到着する。

夕食時には少し早いせいか、夕焼け空にカラスが舞っている。

「えっと、レストランは6階だっけ?」

屋外を循環するエレベーターに乗り込みつつ、エドワードに確認する。

「ああ。ブラインドはしなくても大丈夫かい?」

「俺は問題ないよ。」

生活棟の屋外エレベーターは壁面に対して並行に取り付けられた観覧車のような構造になっている。

このタイプのエレベーターは全国にも数多くあり、高所恐怖症の人向けにブラインドが設けられている。

俺は高所から見る景色が好きなので、そうした人と一緒に乗らない限りは使わないが。

が、ここで俺は一つ忘れていた。

ここは地瀬学園。

周囲の風景から浮世離れした一角。

勿論、見えてくる景色は―――

忘れかけていた現実を否応無く思い出させられたその時、俺は「ブラインドしときゃ良かったかな。もしかしてエドワードの気遣いはそっちだったのか?」と後悔した。


6階フロアに足を踏み入れると、なるほどそこは確かに「レストラン」だった。

が、まさかフロア全体で1つのレストランになっているとは思いもよらなかった。

もっとも、座席を見る限りでは各席に据え付けられた注文用端末から発注するシステムのようなので、実際には複数の店舗が入っていて場所だけが共有されているのだろうが。

それにしても思い切った判断だ。

・・・どうでもいいけどこれ、和食の店が不利なシステムじゃないか?

そんなことを心の中で考えつつ、2人と一緒に席についてメニューを開く。

店によっては持ち込み端末が使えて注文から会計までの一切を済ませられたりもするが、ここはそうではないらしい。

持ち込み端末を使わせると、会計時の手間が省けるというメリットがある一方で、学園生の端末を使用した不正認証のリスクを負うことになる。

恐らく、そのあたりの事情から今のシステムが採用されているのだろうと考察する。


3人ともしばらく無言で注文端末を操作していたが、程なく全員が注文し終えて談話に戻る。

「そういや、光一の専攻をまだ聞いてなかったな。」

「そういえばそうだったね。」

なるほど、確かに2人は自己紹介の時に専攻を言っていたな。

ここではそれが暗黙の諒解なのだろう。

覚えておくとしよう。

「俺の専攻は、素粒子制御能力者コースだよ。」

「ってぇと、光使いか?」

「大した強度はないけど、一応ね。」

光使いというのは光子制御能力者の俗称だ。

公式な場で使われることはないが、日常会話では俗称が使われる場合の方が多い。

・・・そういえば、神野さんは正式名称で呼んでいたっけ。

ちなみに、俺が単に素粒子制御能力者コースとしか言わなかったにも関わらず光子制御能力者だと特定されたのは、他の素粒子を制御できる能力者が歴史上で1人を除いて確認されていないためだ。

無論、その一人とはかの電子制御能力者である。


「系統を聞いても構わないかい?」

「どうせ学園で演習が始まれば分かることだしね。振動数制御だよ。」

光使いは大きく分けて移動制御、振動数制御の2系統に分かれている。

厳密には、光子を他の素粒子に変えてしまうスピン制御という系統も存在するが、何の役にも立たないので普通は無視される。

また、光子を波動性の観点から制御する波動制御という系統が存在するという説もあるが、現時点では未確認だ。

ちなみに、2大系統については制御波が同一であるため、両方の系統を修得している者も世界で何人かは存在している。

「振動数制御ってぇとアレか?最近ニュースでやってた秋町2尉みたいな能力か。」

力也は光子制御能力にはさほど詳しくないらしい。

学園の講義では習わないのだろうか。

「まぁ、間違ってはいないけどね。」

俺はそう言って苦笑する。

力也が言っているのは、つい1週間前に殉職した秋町陽士2尉のことだろう。(殉職によって2階級特進したため、現在は1佐だが・・・)


――2週間前、21世紀最大の負の遺産とも言われる放射性廃棄物貯蔵庫の中で、核物質が臨界を起こすという一大事件があった。

秋町2尉は事件の対応にあたった陸上自衛隊員の一人で、世界でも屈指の振動数制御系光子制御能力者だった。

彼は貯蔵庫への対応が終わるまでの1週間の間、不眠不休でγ線を無害な光線に変換し続けるという荒技を用いて、周囲への放射線飛散を完全に遮断するという偉業を成し遂げた。

しかし、その直後に現場で水素爆発と思しき爆発が発生し、彼はそれに巻き込まれて殉職してしまった。

その後の調査によれば、保管庫への対応は完璧で水素爆発が発生する余地はなく、爆発の原因は不明とのことらしい。

機に乗じて水素制御能力者のテロリストが襲撃に及んだのではないかという噂もある。


「確かに秋町2尉は振動数制御系の光使いだけど、あれはかなり特殊な使い方だよ。発光能力の応用だから、能力自体はありふれたものだけど。」

先週までの事件を思い出しつつ、俺は力也に説明を続ける。

「発光能力の応用?」

まさか、そこに疑問を挟まれるとは思っていなかった。

俺はどう説明しようかと一瞬戸惑う。

が、エドワードが横からフォローを入れてくれた。

「発光能力というのは要するに、紫外線や赤外線の振動数を制御して、可視光線に変換する技術だからね。原理は秋町2尉がγ線を他の光線に変換したのと同じということさ。」

俺は目配せで感謝の意を伝える。

「なるほど。それって、逆もできるのか?」

続く力也の質問は、いわゆるFAQというやつだ。

「できるけど、一部は法律で禁じられているね。特に、X線やγ線への変換は理由なく行うと死刑判決を受ける可能性すらあるよ。赤外線や紫外線への変換も、”人体に著しい後遺症を及ぼさない限りにおいて”っていう制約がつくね。具体的には失明とか皮膚癌とか。」

俺はテンプレート通りに答える。

「なるほどな。」


そのまま数分ほど、光使いの基本的なところを力也に説明したところで、次々に料理が運ばれてきた。

力也のは――さっきメニューで見たな。

鶏ささみの梅紫蘇フライ定食だったか、美味そうだと思ってチェックしてたんだよな。

彼の場合は、身体制御能力者として筋力を増強する狙いもあるのかもしれないな。

エドワードのは――うん、見たことも無い料理だ。

グラタンやラザニアの類にも見えるが、チーズの隙間から麺が見え隠れしている。

「エドワードのそれは何?」

「ああ、ケーゼシュペッツレというドイツの家庭料理だよ。シュペッツレという卵麺に具を混ぜて、チーズをまぶして焼いたものだね。」

「そんなメニューまであるんだね・・・。」


それから30秒ほどして、どうやら俺が注文した品も運ばれてきたようだ。

ただ、気のせいか2人の顔が少し引き攣っているように見える。

「しまった。先に忠告しておくべきだったか。」

「私も失念していたよ。せめて、ハズレを引かないことを祈ろうではないか。」

・・・気のせいではなかったらしい。

「え?そんなにヤバいメニューだったのか?このチセ・スペシャルって。」

端末の説明には、古風な住居建築を模した箱の中に様々な料理が詰まった弁当形式のメニューとしか書かれていなかったが・・・。

ちなみに、名称は地瀬学園とアイヌ民族の伝統的住居建築物であるチセを掛けたものらしい。

「そのメニューな、中身がランダムなのをいいことに、時々、シェフが気まぐれに作った実験作を詰め込むことで有名なんだ。」

「しかも、その大半は料理と呼ぶのも烏滸がましい程の失敗作で、食べたが最後、向こう1週間は味覚が無くなるという噂だね。」

ナンデソンナメニューガアルノ?

「ちなみに、確率は?」

「ハズレが10%、普通が89%、当たりが1%ってとこだな。もっとも、最近じゃ罰ゲーム以外での挑戦者がめっきり減ってしまって、当たりなんて年に1回見るかどうかだが。」

10%・・・リスクの割りには随分と高い数字だ。


とはいえ、出された料理に手をつけないというのは俺の主義に反する。

俺は覚悟を決めて蓋を開けた。

「へぇ。綺麗なものだね。」

中は10分割され、色とりどりのおかずが詰められていた。

とても2人が言うような地雷メニューには見えない。

・・・見えないから地雷なのだろうが。

「おいおい、大丈夫なのか?」

力也が心配そうに声を掛けてくる。

「ま、何とかなるんじゃないかな?」

そう言って俺はそのうちの1品に箸を伸ばし――

汁を1本の箸先に少しだけ付着させると、それを水の入ったグラスに入れた。

そして、使わなかった方の箸先でグラスの水を少量とって舌先に乗せる。

異変が無いことを確認すると、次はグラスの水を少し飲んでみる。

さらに、最初に使った箸を少しだけ舌に触れさせてみる。

「なるほど考えたね。極端に薄めた状態から少しずつ濃くしていって毒味するというわけか。」

「気にしすぎかもしれないけど、昔から運は悪い方だからね。」

――結果的には、俺の食事にハズレは入っていなかった。


「つ・・・疲れた。」

ハズレこそ引かなかったものの、食事を終える頃には精神的疲労はピークに達していた。

勿論、力也とエドワードはとっくに食べ終えている。

「お疲れさん。」

力也の労いの声と共に、周りからパラパラと拍手が聞こえてくる。

このメニューはそんなに有名だったのか。

「もう二度と注文したくないな。」

「賢明だね。」


結局、帰り道もチセ・スペシャルの話題に終始してしまい、当初の目的にあった「自己紹介の続き」が果たされることはなかった。

また、食事しながら訊こうと思っていた「ルームメイトの4人目って誰?」という疑問を口にする機会を逸してしまったことに気がつくのは、荷物の整理もあらかた終わって寝ようとした時だった。

「ま、また明日訊けばいいよね。今日のところはおやすみ。」

俺は問題を先送りにして眠りにつくことにした。

もっとも、明日の朝にはそんなことをすっかり忘れてしまい、4人目のルームメイトが誰かを知るのはなんと3ヶ月も後のことになるのだが・・・。


前話のあとがきより。

―――

やっぱり学園生活は始まりませんでしたね。

次話こそは、きっと始まるはず。

寮だけで1話とかにはならないはず。

―――

寮だけで1話にはなりませんでしたが・・・結局始まってませんね。orz

いっそ、始まらない学園モノ・・・というネタにしてみようか。


ところで、現状、各話タイトルがものすごく適当ですが、これはそのうち変えると思います。

何か良い案が思いつけば・・・。


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