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好みのタイプ変わったの?  作者: にやり
9/11

9 横矢先輩のお相手は



「……って感じだったのよ!」


「はぁ~、なるほどね~。」



友達の家で今までの事をぶちまけた。



「まあ、私が思ったのは、それならなんで横矢先輩と付き合ったのか、って事なんだけどねー。」


「ぐっ!た、確かに、そうだよね……。」


「なーに?恋に憧れてた、とか?」


「ま、まあ、そんな感じかな。ああいうタイプ周りに居なかったから。」


「ふーん、割と軽い感じで付き合ったんだねー?」


「う、うん。間違ってたかな?」


「一概には言えないけどさー、もうちょっと相手は選んだ方が良いと思ったね。」


「は、はい。仰る通りで……。」


「あー、それよかさあ、ちょっと気になる事があるんだけどねー?」


「な、なによ?」


「これ、見て?」


「なに?スマホ?写真撮ったの?」


「そう、横矢先輩が言い逃れ出来ないようにってね!」


「それならもう……。」


「問題はこっち!!」


「こっち?なに?」


「横矢先輩のお相手!」


「え?あ、あれ?この子……?」


「わかる?この子朝霧君の彼女でしょ?」


「ほ、ホントだ……。」


「でしょ?」


「え?なんで圭吾の彼女が、横矢先輩と?」


「さあね。で、どうする?」


「どうするって……。」



許せない。


圭吾と付き合っていながら、横矢先輩と、だなんて。


絶対に許せない!!!



「圭吾に伝えようと思う。」


「そのまま言うの?」


「それ以外に方法があるの?」


「そうだけど、朝霧君傷つくよ?」


「でも!!このままじゃ圭吾が!!」


「そうだね。だから、伝えた後はちゃんと支えてあげた方がいいんじゃないかな?」



支える……?圭吾を?



「あたしは蓮花の友達だから、余計なことは言わないでおこうと思ってたんだけどね、朝霧君の好きなタイプの話、覚えてる?」


「え、お、覚えてるけど、それが……?」


「ホントにわかってないんだね?あれ、蓮花の事でしょ?」


「え?わ、私?」



確か、黒髪ストレートロング、細身で優しい子、だったかな?


あ、あれ?


優しいかはわからないけど、私、なの?


え、じゃあ、圭吾は……。



「わかったみたいね。蓮花が横矢先輩と付き合って、朝霧君大分落ち込んでたみたいなのよ。」


「そ、そんな……。」


「それを支えたのが、今の彼女、って事。」


「え、それじゃあ……。」


「ええ、朝霧君、また傷つくわね。立ち直れるかしら?」


「そんな……。」


「それで、どうするの?蓮花は。」


「わ、たしは……。」





どうすればいい?




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