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好みのタイプ変わったの?  作者: にやり
4/11

4 突然の告白



蓮花が横矢先輩と付き合い始めて一ヶ月経った頃。



「あ、あの!朝霧君!!」


「え?な、何?」



へ?誰だっけ、この子。


茶色のショートカット、やや小柄で綺麗と言うよりは可愛い系。


小柄なんだけど、全体的にむっちりとした感じ。


胸はそこそこ、ってイカン、蓮花と比べちゃダメだろ!



「あ、あのね?ちょっとお話があって……。放課後、時間ある?」


「え?ああ、大丈夫だけど。」


「ホント?!え、あ、じゃあ、放課後一緒に帰らない?」


「一緒に?ああ、まあいいけど。」


「良かったぁ!じゃあ放課後、朝霧君のクラスに迎えに来るから待ってて!!」


「あ、ああ。わかった。」



他のクラスの子か……。


蓮花しか見てなかったから、知らなかったな。



「おいおい、誰だよ?あの子?」


「さあ、俺も知らん。」


「知らねえの?お前ら。」


「お前知ってんのか?」


「ああ。男子から割と人気あるぞ?」


「へえ。そうなのか。」


「圭吾!告白とかされんじゃね?」


「まさか。」


「けど、関わりがあった訳じゃないんだろ?あの子が告白するとか、あの子の友達が圭吾の事を好きとか、そんな感じじゃねえの?」


「そ、そうかな……。」


「まあ、圭吾も新しい恋でも探した方が良いと思うけどな!」


「そ、そういうモンかな?」


「ああ、とにかく色々前向きに考えた方が良いと思うぜ?」


「そっか、そうだよな……。」




放課後。



「朝霧君!!お待たせ!」


「あ、ああ。じゃあ帰ろうか。」


「ごめんね?急に誘っちゃって。あ、私、北川愛(きたがわあい)っていいます!」


「あ、俺は」


「朝霧君の自己紹介はいらないよ!私は知ってるから!」


「あ、そ、そう。」


「うん。あ、今日なんだけど、喫茶店に付き合ってくれる?」


「ああ、別にいいけど……。」


「ちょ、ちょっとね?聞いて欲しいことがあるの……。」


「わ、わかった。」




喫茶店にて。




「あの、それで聞いて欲しい事って?」

























「え、あ、そ、その……。わ、私、朝霧君の事が好きです!付き合ってください!」






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