表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら失われた「呪力」を持っていたようです  作者: けーしん
第一章 カートゥーン王国編
20/51

20.読書

 次に読んだのは『世界一周日記』だ。


 冒険家のトーマス=アムゼルベテルが書いた本で実際に彼が体験した出来事らしい。

 つまりノンフィクションってことだな。


 この世界には3つの大陸と二つの大きな島とたくさんの小さな島からなるらしい。

 それでこのカートゥーン王国は一つの大きな島を丸々支配している国だ。

 しかし、大陸が広すぎるため、カートゥーン王国の領地面積はこの世界では10番目だ。


 カートゥーン王国の隣にある大陸はアベマール大陸と呼ばれ、アベマール帝国、ストランジェル王国、マーシィオウト共和国の三つに分割されている。


 ちなみにカートゥーン王国の玄関口とも言われるセットポートに一番近い国はストランジェル王国だ。

 なんでも結構歴史が深い国らしく、この本の著者トーマスさんは各地にある伝統的な行事や建造物に感銘を受けたとかなんとか。


 それで、北にアベマール帝国、中央部西にストランジェル王国、南にマーシィオウト共和国があるアベマール大陸はこの世界で最も安全でかつ平和な場所らしく、多くの農業従事者が夢の楽園を夢見て移住するらしい。


 でも、多くの人は現実に打ちのめされて故郷に帰ろうとするが、帰ったら帰ったで「裏切り者」と言われ生活に困難するそうだ。


 トーマスさんはマーシィオウト共和国を通ったあと、もう一つの大陸、サンムベール大陸にわたり、そこで三年を過ごしたらしい。


 なんでもサンムベール大陸にはマロークト神聖国っていうのがあって、そこで色々とされるらしい。

 そのほかにも二つの大国があってそこを渡った後、もう一つの大きな島にいった。


 そのもう一つの大きな島というのが今現在も内戦が続いていて、常人は立ち入ることさえできないような環境なんだそうだ。


 そこを抜けると群島があり、海賊やらに襲われたりすることもあるそうだ。


 さらに奥に行くと旅の最終地点、魔大陸に通づる。

 魔大陸というのは国が全部で六つある。


 一つ目が魔王国。言わずと知れた魔王が治めていた場所で魔物がたくさんいるらしい。

 魔都と呼ばれる首都があり、そこには数々の魔王の側近たちがいるらしく魔王国内でも最も危険な地域と言われる。


 二つ目は獣王国。獣人と言われる猫耳やら犬耳やら尻尾とかが生えた人種の住んでいる場所だ。

 なんでも大昔に人体実験があってその実験で間違えて、獣と人間を交尾させてしまったらしい。


 本来なら子供はできないはずだが、今までにも人体実験を行っていたせいで、子供ができてしまい、獣族の野生的な面と人間の賢さをミックスしたものが出来上がってしまったとか。


 その後も実験は繰り返され、獣人と呼ばれる人は迫害され始めて、今の地に至るようになったらしい。


 三つ目は竜王国。山しかない王国で、最早王国と呼ぶことさえできないような場所だ。

 治めているのは、黒竜王とのことで、ほとんどの人の侵入を許さないようだ。


 残りの三つは人の国。だが、その全てが他の国の眷属になっていて、実質、この魔大陸は魔王国と獣王国、龍王国の三つの国で成り立っているとか。


 ……っと魔大陸はこんな感じらしい。


 にしてもこのトーマスさんはその超危険な魔大陸を踏破したってことか?

 相当な化け物だったんだな…



 それで一番気になっていた『呪術 〜最後の伝承者〜』というのを開いた。


『この本はーー呪力がないと開かないようになっている。


 これから書かれる内容を見ることができるものは必ず習得できよう。


 ーーー

 まずは自己紹介からしよう。

 私の名前はハルメッティクス=サイオンジだ。

 これを見た人はまるで日本人のようだだと思うだろう。


 ーー何を隠そう、呪術を使えるのは転生した日本人だけのようだ。

 ーーこの力はアメリカ人であっても韓国人であっても使えない。


 現に私は同じ転生者と共に話し合ったからだ。


 ーー呪術の本当の意味は他人を呪うことにあるのではない。


 ーーだが答えはここには書かないでおこう。


 全てがわかった時には後悔するだろうな。それでもやってみたいと思うならやるがいい。


 まずはーー知っているだろうが呪力は魔力に変換できる。

 変換の仕方自体は簡単で呪力を放出しそれを魔力にイメージで変換させるだけだ。

 魔力は青白い色。呪力は紫色なのですぐにわかるだろう。


 そしてーー呪術を使うことだがーー


 これには少しテクニックがいる。

 これを読んでいるそこの君は呪力による暴走を起こしたことがあるのだろうか?』


 もちろんある。きっと「呪力暴走(スペルレージ)」のことだろう。


 にしても驚いた。まさか他にも転生者がいたとは…

 そしてさらに日本人だけが呪力を持っていたとは…


 確かに呪力の概念があるのは東方のアジアだけだ。

 アメリカとかは魔力とかとひっくるめてマジックと言ったりするぐらいだからな…


 そしてさらに驚いたのはここから先が日本語で書かれていたからだった。


『ここからは日本語で行こう。


 バレては困るからな。


 さて話の続きをしよう。


 呪力によって暴走を起こしたことがあるのなら、その時に呪力を操作する際、魔力を操作するようにイメージで操作するのではなく、物理的に抑え込むことが大切だ。


 ーー何を言っているかわからない人もいるだろうがこれが一番大事なことだ。


 これを極めていけばーー


 ーーーーーーーーーーーーー』

少しでも興味を持ってくれた方は、下の評価ボタン(星型のやつ)を押してください。

モチベにつながります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ