日常にハレルヤ 非日常にハクナマタタ
僕『汚ねぇ街だな』
人間の言葉を喋り
完全に人間と共存したドラゴンが住む街
〜街の名前はスイリュウ〜
僕は仕事をヒト通り終え、普段からあまり夜はご飯を食べないので行きつけのBARに向かった
カランコロンカン
古くさい木製の扉を開けると
ドラゴン族特有の燻製したオイルの様な匂いがした。
僕『この匂い嫌いじゃないな』
マスタードラゴン
「んっ、、何か言ったかい??」
ジーンズ地のオーバーオールに銀縁の丸めがねをかけた
マスタードラゴンがバーカウンターで軽い笑顔を僕に向けてそう答えた
僕「マスターは何才になるんだっけ」
マスタードラゴン
「ん、、ゥム?知らねえな。そんな人間の拘りは」
僕「そうかもね」
僕「こだわりなのか、、」
マスタードラゴン
「何飲む?」
僕「とりあえず聖水をくれ。体を綺麗にしたいんだ」
マスタードラゴン
「まだ"あの仕事をしてるのか?」
僕「人間の拘りかもしれないからドラゴンにはわからないだろうけど」
マスタードラゴン
「、、、」
僕「まだ『ケジメ』とやら。人間がキチントしないといけない事がまだ残っていてね」
マスタードラゴン
「へぇ」
「まぁ聖水はないけどヒットポイントを回復させるような甘くて強い酒でも出すよ、。ビールの後にでもな」
僕「そうだなビールを頼む」
スイリュウ市街PM21:30
マスタードラゴン経営
BAR『虎』