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異世界転生
異世界転生小説の書籍を読みながら帰宅している途中に
トラックに轢かれた主人公は異世界で過ごすというありふれたもの。
ただ主人公はガチで人外大好き社会人だったのです。
■お約束
「なんじゃこりゃーーー！！」
おもわずそんな絶叫がクチから出たのは今日発売のライトノベルを読みながら帰宅している途中の事だった。
小説Webサイトで連載当初からファンだった異世界転生ものの小説が初の書籍化になると知り、
発売日開店と同時に購入し待ちきれず歩きながら読み出したのだが・・・
文字ベースの段階で好みになっていた獣人キャラクターが挿絵でネコミミになっていたのである！！
「えーーー！？えーー？？結構モフモフ表現あったじゃないか！マズルは逆関節は！！
ナンデ！？ナンデ？？ ノーネコミミ！イエスケモノ！！
亜人だモンスターだがいいんじゃないか！なんでネコミミ？これじゃ人間といっしょじゃんか！
オーマイガーッ！！」
憤慨しながらも顔を抑えやり場のない感情が吹き出しつつ天を仰いだその場所は横断歩道の真ん中で
俺はトラックに轢かれたのであった・・・。
なんかへんな主人公です。
