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李英風追撃  作者: 東武瑛
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暝想

李は酒店に入ると似顔絵を主人に見せ聞いた。

「このインド人を見かけませんでしたか?」

「食い逃げした奴だ」主人は言った。

「少林寺に行くとか言ってたよ」主人は続けて言った。

「これは意外だ」と李は思ったが、考えてみれば少林武術のルーツはインドにある、と大師に聞いた事を思い出した。

とりあえず、今晩は酒店に泊まる事にした。

主人に案内され部屋に入ると机に向かい日記を書いて寝床に入った。

その頃、インド人は広東の岩山でヨガの暝想に耽っていた。

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