ランキング入りしてる高ポイントの作品を分析(覗き見)し、反省する
高ポイントを獲得して、ランキング入りを果たしている作品の情報を見返して(分析
覗き見)、分析し人気の秘密を探ります。
「なろう」で作品投稿をする者にとって避けては通れないもの。
総合ポイントです。一件ブックマークをされる度に2点、文章とストーリーの評価で各5点。
1人から最大12点のポイントをどれだけ入れてもらえるかによってPVは大きく左右される以上、全く無関心とはいきません。
「自分はそんなの興味が無い。作品を他の人に読んでもらえればそれでいい」
そんな風に思っていても、より多くの人に関心を持って読んでもらうにはより多くポイントが入っている作品が選ばれがちです。
なろうの作品検索自体、キーワードとタグのみで探すのは明らかに使いにくいと思いませんか?
知られざる名作、自分にとっての名作はないかと探そうとするとなかなかに骨が折れる作業で、膨大な作品から選び出すのはよほど時間が無い限り厳しいですね。
ただ多くの人に読んでもらえればいい、という立派な志の方もやっぱりポイントが多ければPVも自然と増えるのが摂理です。
ポイントが入ると好循環でPVも感想も増えていき、入らないと逆にPVも限りなく0に近づく、と。
ところで‥ポイントの多寡で決まるランキングにはどれくらい入ると日間ベスト300に入れるのでしょうか。
今現在(11月1日0時)、日間総合ランキングで300位の作品を見てみました。
あれこれ覗き見してしまっており失礼なので具体名は避けますが、珍しく女性向けのようで舞台はファンタジーのようです。
累計の総合ポイントは6000点超で、「今日だけ」で入ってるポイントは70超。
ちなみにブクマは2500件超で、文章・物語ポイントは合わせて1100超。
つまり大半はブクマポイントですね。
ちなみにランキング上位になるほどブクマポイントの割合が増えます。
この辺りが長期連載が有利になる部分なんでしょうね。
総合ポイントが0に近い作品ほど、誰か一人が評価点をポンと入れてくれるだけでよっぽど違いますよね。
ポンと9点や10点入ると凄く嬉しいですしそれから数日間、地味にPVも増えると心が軽くなります。
話は300位の作品に戻ります。
累計PVは100万越え。日間PVはこの一週間でも上下動が激しく多い日は15000を越えますが、少ない日は約400。
ちなみに既に1年も前に完結していますが、その前の更新は足掛け半年近く行っており、回数は50回越えです。
もうずっと更新してないのに、なぜ一週間の中でPVがこんなに上下動してるんでしょうか?
おそらく同作者の関連作が更新してるんですかね。
ちなみに物語全体を通して文字数は130000字。
一回当たりの更新で割ると、約6500字。
そこそこの量を頻繁に入れる方が読み応えはあるのですかね。
……ポイントの多寡と文字数の差が単純比例するとは思いませんが、相関性は見られますね。
調べるほど、ランキング上位作は基本的に長期連載であると同時に、序盤は更新も間隔が短く頻繁に更新してます。
また文章量自体も多く、上位ほど何でこんなに量産できるのか不思議なほど。
もう一つ言えることは多くの連載を同時進行してない事ですね。
私はストックがあるので過去作から引っ張ってくることが多いのですが、現状連載でやってるのが5作、リアルタイムで書いている連載だけで3作あります。
また更新頻度も月1とか二か月で1回、しかも1回の文字数が少ないですからね。
もうちょっと作品に一点集中でやってくと注目が集まりやすいのかもしれません。
自戒を込めて言うのですが、ランキングに食い込むような作品はせっせと一球入魂で創作してひたむきにやってる気がします。
こうしてみるとランキング上位の方達はポイントやPV不正なんて考える間もないように思えますね。
ランキングなんて異世界モノファンタジーモノばかりだ、と揶揄するのはお気楽な量と頻度で更新している者のやっかみのようなものかもしれません。
こんなにたくさん書いてよく体が持つなぁ大変だな、なんて練習に汗を流す運動部を見ている帰宅部のような気持になってしまいます。
では、まとめ。
・連載で始めたら、PV・ポイントが入って軌道にのるまでは更新を頻繁に。週末等の人の多いあたり では1日の間に2回は更新するくらいにし、絶対1週間も空けない。
・逆に言えばそれくらい頻繁に載せられる量が溜まるまでは掲載しない。
・連載は一点集中。作品を分散しても注目もポイントも合算されない。連続して描ききれないなら、最 初から載せないか、さっさと完結させる。
・ランキング上位作品の総合ポイントの大半はブクマ。序盤の更新が頻繁であるほど、引っ張り込め る。スタートダッシュ命。
・(前回とは矛盾しますが)外部からのPVはポイントには直結しない。ログインしてない人はわざわざ 会員登録してまで、評価やブクマをしない。
自分で書いてて、このまとめは身に沁みましたし、自戒を込めてます。
何事も上位に行く人というのは集中力と継続性が凄いな、と改めて感じますね。
人気作の序盤だけをぱっと読んで「ありきたりのテンプレでそんな面白そうに見えないけどな」なんて毒づいたりしてしまったりするのは良くないですね。
前述したまとめは人気作の特徴であると同時に、読み人にとっても嬉しい条件なんでしょうね。
ある程度面白くて好みの作品であっても更新が途絶えがちだったり、一回の更新量が少なかったりすればやっぱり不満でしょう。
ちょっと違うのかもしれませんが、一般的に月刊誌より週刊誌のほうが売れるようなものかと思います。
そういう意味で、読む人にとってより良い条件の連載作品にする必要があると感じます。
内容の水準はもちろんですが、そういう部分も大切なんでしょうね。
読む人の都合を考えて、創作側が集中して継続性を持ってより良い形で連載作品を提供すると、ポイントを入れてもらいやすい。
そう言えるんじゃないですかね。
……あまり参考になりませんでした?
でも、人気を取れそうな作品内容的なアドバイスなんてニッチな作品ばかりの私にされたくはないでしょうし、だいたい読者に人気のある作品の特徴なんて、もうご存知でしょう。
そんな訳で再び自分の創作にのめり込んで書く必要があると、基本に立ち返って感じます。PVやポイントに振り回された自戒を込めて。
次回は「なろう」と「ノクターン」のPVやポイントの伸び傾向が明らかに違う事について。
私は作品のほとんどをノクターンに出しているのですが、ユーザーの絶対数は少ないはずなのになろうに比べてノクターンはずっとPVもポイントも稼ぎやすい事がずっと不思議でした。
その特徴の違いとその理由を考察します。