マイナージャンルでPVを増やすため愚策を練る。悪魔も囁く。
マイナーなジャンルでPVを増やす。
矛盾しているようなこのテーマに挑んでみた経過と結果の話です。
PVを増やす。
目的は単純ですが、容易ではありません。
まして一般人に母親との近親相姦を描いた小説を読ませようなんて危険思想にも等しい行為です。
感想欄を炎上させられた上、運営さんに追放されてすごすごと自分のブログに引きこもり二度と外に出ないと誓うような事になりはしないか。
…まあ、それはそれで今まで通りだから別にいいかとも。
そもそもマイナーなジャンルがなぜマイナーかと言えば、興味を持つ人の絶対数が少ないためです。
ですので、そのマイナージャンルの内部では有名な作品でも一般的には無名、という事も多々あります。
近親相姦モノといっても、色々あるとは思うのです。
妹モノ、姉モノ、従姉妹モノ。
妹や姉なら昨今様々な漫画やラノベ・アニメ・ゲームでもヒロイン化してヒット作も出ているので、一般的な抵抗感が少ないと思われます。
特に妹系は例を挙げるまでもないですよね。
しかし、母は…。
これを読んでいる方で「一般の作品」で母モノといえば?と聞かれて答えられる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
映画なら「好奇心」「魔の刻」「美しすぎる母」。
小説なら「水なき雲」「奥山相姦」「やまあいの煙」「水で書かれた物語」
漫画だと「八神くんの家庭の事情」
一般で知名度のある作品と言えばだいたいこれくらいでしょうか。
え、「ママは小学四年生」?
伝説的なヒット作ですが、あれを母モノとして扱うには反則ですよ。
理由は言わなくても分かってるはずです。
興味がない人に興味を持たせる。
非常に難しい事ですが、どうすればいいかボンクラなりに考えました。
本来、文章を書く者として目指すべき道はこうだと思います。
「精一杯練り上げた誰も見た事のない素晴らしいクオリティの作品を仕上げて世に出す」
作品のクオリティの高さでそれまでそっぽ向いてきた世間を振り向かせる、と。
これは出来てはいませんが、一人の作者として目指し続けているつもりです。
何しろ15年以上も母モノばかり書いてきて、従来の官能小説然とした作品から脱却し、ネット上に溢れるエロ体験告白的な作品から脱却しようとはしてきました。
自分なりに突き詰めて、こういうのが読みたかったんだ!
これが私の書いた物だ!
商業誌でもネットでも今まで無かったはずのものなんだ!
エロだけじゃない母親との近親相姦を含んだ小説のあるべき形とはこれだ!
そう言える作品を書くことは出来ました。
それが…あの…ええと…「母子相姦のある風景」という作品なんです。
ブログの方ではわりとご評判を頂いたと思っていたのですが、こちらではけっこうスルーされているというか…。
なろうにおいて「全年齢版」を、ノクターンノベルスにおいては通常版を出しています。
「全年齢版」公開されて二日で 累計PV 352 ポイント 0 感想 0
「通常版」公開されて三か月で 累計PV 24866 ポイント 106 感想 0
正直言って、もうちょっと受けると思ってたので、書き手の勝手な熱い思い入れが読み手に通じるとは限らないと痛感するに至った作品です。
作品のクオリティ自体はもちろん追求しますが…。
それとは別にとにかくPVを伸ばせないか考えました。
悪魔合体にも似た禁忌の手段。
それは自分の書けるものとみんなに人気がある要素をくっつけるんです。
若干無理やりにでも。
なろうにおいて人気がある作品といえば昨今のラノベ的な作品。
異世界・チート・ファンタジー・ゲーム・ツンデレetc。
もちろんこれらが母親モノとは食い合わせが悪いのは分かってます。
(無理矢理にくっつけた「息子が可愛くて仕方ない魔族の母親」という漫画がありますが、あれは厳密なジャンルは母でなく異世界転移の魔族萌えです)
じゃあアダルトラノベ界で流行ってる要素は。
ハーレム・孕ませ・寝取られ・浮気報告・ツンデレetc。
あ、これなら入れられそうな気がする。
そう思いまして、新たに新作を二本作りました。
「ちょっと綺麗で優しい僕の母さんが浮気してた件」
「クールで手厳しくてたまに優しいツンデレな恋人は、同棲相手で、家族で、僕の母」
前者は母寝取られモノでして、何も知らなかった主人公が徐々に母親が浮気している現実に気づいて嫌なのに近づいていってしまう話。
後者は(元々音声作品の台本として作成してたものなので)台詞のみで構成されています。若干クールで毒舌キャラの入っている母と息子の性生活を場面ごとに描いた話。
正直言ってこれらは今まで私の書いた物を読んだ事が無い方が手に取らないかと、PV目当てにあざとく狙ってラノベ的なタイトルと設定を付け、各話ごとに次回に引くような終わり方にしてます。
それと、ここでは色んな方が見えますので、題名を見ただけで簡単な内容紹介まで出来る説明的な題名がいいんだろうと思って、そうしました。
また短編より連載の方が明らかにPVもポイントも伸びるので、そうしました。
それで、その結果。
「ちょっと綺麗で優しい僕の母さんが浮気してた件」
公開して二か月で累計PV 12400 ポイント 142 感想 0
「クールで手厳しくてたまに優しいツンデレな恋人は、同棲相手で、家族で、僕の母」
公開して二週間で累計PV 7612 ポイント 90 感想 0
前回の「初投稿の記録」に書いた作品の数字と比較すると、無理やりにでも流行の要素を入れた効果がある程度は出たのかな?とも思われます。
でも…肝心のランキング入りには全然足りない。
PVはともかく、ポイントは横ばい(私の作品は1桁~高くて100台。200台は無い)で相変わらず感想も全然頂けないのです。
自分なりにクオリティを追求し、今できるベストは出しました。
流行りの要素も入れて一般の人たちに振り向いてもらえるように書きました。
それでも、全然足りないんです。
ランキングの頂上付近に陣取る作品のポイント数を見ると、5桁にまで達してます。
5桁?
しかも公開し始めて一週間で?
PVは…1日で70000越え。
まるで全く違うサイトで作品を描いているかのような差です。
HPでいえばこちらがウィザードリィだとすれば、向こうは初代の天地を食らうだな。
そんなよく分からない事を思いました。
これ以上、どうしたらいいんだ?
悩む私の心に悪魔が囁きました。
「偽アカウントを漫画喫茶のパソコンで作っちまえよ。5プラス5プラス2で、12ポイントだよ。それを自分の作品にポイポイと放り込んじまえばすぐにお前は…」
PVを伸ばす事、ポイントを伸ばす事。
ニッチなジャンルでありながら、両立させるにはどうしたらいいのか。
それらについて次回はもう少し突っ込んで書きます。
次回もPVとポイントを上げる試みについてお話します。
もっと多くの人に見てもらうために何をするのが最善なのか?
その事をもう少し突っ込んで書いてみます。