1ページ目 ボクの紹介
本日より日記を付けることにした。時々、間が空くかもしれないが三日坊主にならないことを祈る。
ボクの名前はミュート・オンネス。スラム街で育った孤児だ。両親はいない。貴族で顔が良くプレイボーイだった父親に仕えていた元メイドの母親の間に出来た望まれない子供がボクだった。母親はボクを産んだ後父親の正妻に殺された。ボクも殺されそうになったけど父親がボクが自分の子供だと名乗りでないことを条件に守られた。
オンネスの苗字はスラム街でお世話になったお爺さんに貰った。
お爺さんはもう死んじゃったけど元々、国に仕える研究者だったらしくボクにいろんなことを教えてくれた。文字と計算方法、食べられる野草の見分け方、動物の捌き方に礼儀作法と他にも数えきれないくらいあるけど1番助かったのは魔法の使い方だ。
この世界の総人口は7千万人。魔法使いが生まれる確率は1/1000程度で7万人その中でも戦闘に使えるのはさらに1/100で700人ちょっとらしい。
ボクには魔法の才能があるらしく700人ちょっとに入るほどの魔力があるのだ。
おかげで今では15歳で登録したギルドで上位ランカーとして活躍している。
ありがとう!お爺さん!!
今日はここまでとする。
?「ミュート、何書いてんだ?」
μ「日記だよ。今日から付けることにしたんだ。」
?「それは良いことだな。
ところでハッブル平原の一部が凍ってると報告があったんだが?」
μ「あ、忘れてた。」
?「さっさと戻して来い!!」
μ「ハイー!!」