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ギルメン!  作者: 風竜
~タワー攻略~
27/30

27話 デザートタワー

お菓子…


「お前それ俺のやつ!」

「うるせぇ!いくらでもあるからいいだろ!!」

「んだと!オラァ!!」


賑やかな人の中ギルドの長いテーブルでカイトとリンが肉の取り合いをしていた。ギルドの仕事をこなしていくにつれ、ギルドにはたくさんの魔術師が集まった。ギルドのなかには魔法の使えない者もいるが、カイトはそれをきにせず、入会を許可していた。

となりでため息をつきながら、リーナがその喧嘩を見る。リンは自分の腰につけていた刀を抜き出す。以前、鉱石を採りに行ったときに鍛冶屋に作ってもらった刀だった。リンは二本刀を作ってもらい、その中の一本をカイトに向ける。一つの刀は「紅」という刀である。


「てっめぇ!刀使おうとすんじゃねぇ!!!」

「うるせぇ!カイトてめぇはぶっ殺す…ッ」


右手に紅を持って、リンはカイトに斬りかかる。迫ってくる刃から走り出して逃げる。


「じょ、冗談じゃねぇ!誰が斬られるかよ!!!」

「カイトは俺がぶっ殺す!!!」

「ヒャー!!!誰かお助けー!!!」


するとギルドの入り口から人が入ってくる。ギルド一同がその方を見る。


「なんだなんだ?」


リンは刀を鞘におさめ、カイトを追うのをやめる。カイトは遠くの方で後ずさりしながら、ホッとする。



入ってきた人は、そのままバタンと音をたてて、倒れた。






「はぁ!?」












「…どうするんだ。この人…」


カイトが不安そうに倒れた人を運んできて下ろしたあと、指でつっつく。


「とりあえず、寝かせとけば?案外治ったりするもんだぞ?」


リンが近づいて、カイトにそう言う。するとリーナがカイトとリンの頭をたたく。


「ガッ!イテェ!」

「駄目よ!こういうときは、事情を聞くのよ!」


リーナが倒れた人に問いかけた。







「お菓子…プリー…ズ…ミー…ぐほ…」















刀の名前を募集します。

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