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26話 炎と氷
……詳細(略
数メートル離れた距離からカイトは全速力で雪の地面を走り出す。
右手に炎を纏って、その拳をグロンドに向ける。
炎の拳を避け、グロンドはカイトの左肩に手をあてる。
徐々に左肩が凍っていく。カイトは急いで振り払って、自分の左肩を炎で溶かす。
「なるほど、自分の炎で氷を溶かすとは…なかなかだ。」
グロンドは自分の手の指をカイトに向ける。その指先から、小さな氷の弾丸が飛んできた。
「アイスガトリング!」
無数の氷の弾丸がカイトに向かう。しかし、弾丸はカイトの体に触れた瞬間に溶けていった。
カイトの体から炎が放射されていた。
「そんなよわっちい攻撃くらうか!」
カイトはゆっくり腰を落とし、右足をしっかり地面につけた。
その直後、カイトは炎の右足をグロンドの顔面に向かってぶつける。
グロンドは勢いで吹き飛ばされ、回転しながら岩に激突した。
◇
「さて、帰るか」
カイトは立ち上がって他の仲間を呼び集める。
ある程度の鉱石を取って、持ち帰り、鍛冶屋に持っていった。
そして、一週間後…
……………かなり短い・・・




