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ギルメン!  作者: 風竜
~雪山~
25/30

25話 音の剣

レインとなぞの男との対決ですね…


「ハァ…ハァ。」


リンは刀を落とし、そのまま倒れる。それを見ていたリーナは急いでリンのところに向かう。

リーナはリンの腹に手を当てて、治療を始めた。リーナが治療をしている間、遠くの方でレインと謎の男が戦っていた。



男はレインに向かって素早く蹴りをぶつけていた。レインはそれを刀で止め続ける。男の右足がレインの顔に向かう。それをレインは飛んでかわし、回転しながら後ろに向かい着地する。


「アッシの蹴りを止めるとは、なかなかやりおるですな。」


男は走りだし、再び蹴りをレインに向ける。レインは刀で男の右足を止める。すると男はレインの頭を左足で踏みつけ、飛び上がる。そして足を回転させながらレインに向ける。それをレインは止めようとするが、刀ははじかれて蹴りがレインの体にはいる。


「っくッ…!」


ゆっくりと後ろに下がってよろめき、再びレインは体勢を保つ。

だが男は攻撃をやめず、さらにレインの体に蹴りを入れる。男の右足がレインの顔にはいる。

そのまま男は左足をぶつける。


レインはそのまま吹き飛ばされ、転がっていった。

男は足を整え、ズボンのポケットに手を入れる。


「言い忘れましたが、アッシは氷結ギルドの一員の鋼鉄の足のレッグですぜ。さっさとアッシが始末してやるっす。」


レッグはレインのところに走りだす。レインは立ち上がり、刀の刃で自分の親指を切る。

指から出た血が刀に流れ、レインは刀を前に突きだす。


「衝撃波。」


その瞬間、刀についていた血がレッグの方に向かう。レインの血は向かっていくにつれて、まるで槍のような鋭い刃となり、レッグの体を貫いた。



「ギャアアアアアアア!!!!!」


レッグの体にはたくさんの穴が出来ており、そこから血が流れていた。

そのまま膝をつき、レッグは倒れた。










グロンド「はっはっは!!!そんなものか!?貴様の力は…。」

カイト「くっそー…、手が凍っちまった!!」


グロンドはカイトに手を向ける。グロンドの指先から小さな氷の刃ができる。


氷結散弾銃ブリザードショットガン!!!」


次々とグロンドの指先から氷の刃が飛んでいく。カイトは走って避ける。

そのまま近くの岩に隠れる。岩にもたれながら、グロンドの方を見る。


(こっちはいま右手は使えない…なんとか隙をついて火炎拳で攻撃…。)

するとカイトは凍った手を見ながら思いつく。




グロンド手から刃の出すのをやめて、カイトが隠れている岩に向かう。

そしてその岩に手を当てて、凍らせる。すると突然岩にひびがはいり、割れる。

煙が出て、カイトがゆっくりと煙の中から出てくる。


カイトの凍っていた手は元に戻っており、炎が体から吹き出るようになっていた。



カイトは指を鳴らし、腰をゆっくりと落とす。






「こっからが本番だこの氷野郎。」








また暇な時に…

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