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ギルメン!  作者: 風竜
~雪山~
22/30

22話 氷結ギルド、ブリザード

暇な時間などに小説を更新していきます。


カイトは目を開けて、起き上がり外を見る。

まぶしい光が洞穴の中を照らす。カイトは他の三人を起こして、出る準備をした。


外を出てみると、昨日の寒さはなく、激しいブリザードも起きていなかった。

山道を歩きながら鉱石を探すが、全く見つからなかった。


しばらく歩いていると、平地に着く。

その時、カイトたちの下に大きな影が映る。

空を見上げると、大きな機械船があった。



すると、船から一人の謎の男がロープを持ちながら降りてくる。


「いぃやぁ~旅人さん。長い山道を歩いてきてお疲れ様でしたね~。ささ、私の船にどうぞ乗ってください。」


カイトたちはキョトンとする。

そしてそのままその男と一緒に船に向かって行った。









船にたどり着き、そのまま謎の男に船の中に入っていった。

中は大勢の魔術者たちがクリスタルに手をあて、船の操作をしていた。


前を見ると、階段があり、一人の男が座っていた。


「やぁ旅人の諸君。長旅は疲れただろう?俺は氷結ギルドのマスター、グロンドだ。」


すると、カイトたちの後ろから巨体の体の男が出てくる。


「グロンド様、食事の用意が出来ました!」


「ご苦労だ、下がってよい。」


グロンドが立ち上がり、カイトたちのところに向かう。


「長旅お疲れ様でした。ささ、どうぞごゆっくり…。」


そう言いながらカイトたちを食事の場所に案内した。








「なんだこれ!すげぇうめぇ!!」


「あ、それ俺の肉だぞ!返せ!」


カイトとリンが肉の取り合いのケンカをしながら、食事をしていた。

するとリーナがグロンドに声をかける。


「ところで、あなたは何で他人である私たちをこの船に乗せてくれたんですが?」


「この時期に取れる鉱石を手に入れるためですよ。」


カイトがリンから肉を奪い取り、話に入ってくる。


「それってダイヤミスリル鉱石の事か?」


カイトが言い出す。


「ええ、そうですよ?あなたたちもその鉱石を?」


「そうだ。俺はリンのために…。」

後ろの方でリンが泣いていた。


「俺の肉…俺の肉…。」


リーナが自分の肉をリンにあげる。

うれしそうにリンはリーナの肉を食べる。


「そういえば、まだ自己紹介がまだでしたね。私はブリザードギルド一員のシルドです。」


カイトたちは適当に自己紹介を済ませた後、食事を続けた。

その日は船で一泊することになり、カイトたちは眠りについた。







次の日の朝、巨体の男が走りながらグロンドのところに向かう。

「グロンド様!見つけました!!」


「そうか!では早速向かうぞ!準備をするんだ。」


船の中で警報が鳴り響く。

カイトたちは慌てて起き上がり、いそいでグロンドの場所に向かった。


「いったいどうゆうことだ?何があったんだ?」


「見つけましたよ、鉱石の場所を。」


いそいで駆けつけたシルドがそう言い、船は鉱石のところに向かおうとする。

グロンドが船の外に出る。カイトたちもグロンドのところに向かう。





すると突然、グロンドがカイトたちを叩き落す。












「う、うぁあああああああああああああああああああ!!!!!」



四人はそのまま山に落ちていった。










書きそびれましたが、平地から船の距離は三百メートルほどあります。

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